感動の山 | 白根三山 | ||||||||||||||||||
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八王子⇒高尾⇒甲府⇒広河原→二股→八本歯のコル→北岳稜線小屋(泊)→北岳→稜線小屋→中白根→間ノ岳→農鳥小屋(泊)西農鳥岳→農鳥岳→大門小屋分岐→大門小屋→林道⇒奈良田温泉(泊)⇒身延⇒甲府⇒⇒八王子 7月19日日朝一番の電車にて出発する、 高尾発の鈍行に乗り甲府に行く 駅前よりタクシーに乗り夜叉神峠を越えて広河原に9時40分着。すぐに登山開始する目前のつり 橋を渡り対岸に出て林道を行く、天気は抜群に良いしばらく行くと北岳のバットレスが望める日差しが強いためすぐに汗をかく 沢を登り二股の雪渓に辿り着く、 ここでゆっくりとインスタントラーメンを作って食事と休憩とする。二股よりさらに大樺沢を 登り詰め雪渓が終わると今までよりもっと急な登りとなる疲れがでてくる、やっとの思いで今日の難所、八本歯のコルに出る コルから少々登って行くと北岳稜線小屋と北岳山頂との分岐があり、今日は遅くなったので山小屋に向かう、 北岳の斜面を北岳稜線小屋に向かう途中空が茜色に染まり、 今日の一日の終わりにふさわしい夕暮れとなる、 カメラを出してシャッターを何度か切る。北岳稜線小屋着8時00分小屋は満員でわれわれ4人は土間に寝ることになる、 まずは外で食事を済ませる(カレーライス)早めに食べ終えて すぐにかたづける小屋に入り 土間の指定された場所で寝ることにする。
7月20日朝5時起床すぐに朝食の準備、 しかし昨日のカレーライスの為か食欲が湧かない、お茶で朝食代わりとする、6時00分北岳山頂目指して登山開始、 天気は昨日同様抜群に良い、登山道の両側には白、黄色、などの高山植物が咲き乱れている、苦しい登りだが足元に 咲く花に励まされてホッとする、大きく息を吸い、吐き出す、 小屋より約1時間30分北岳山頂3192mに到着ここからの 眺めは日本一と言っても過言ではないほど素晴らしい、目前の甲斐駒、八ヶ岳、鳳凰、千丈、北アルプス、南アルプス、そして 富士山、今までにない展望だ!それもそのはず富士山に次いで標高が2番目に高い山なのだ、山頂には約30人〜40人の人で 混雑している、約1時間お茶を飲んだり、撮影したりして日本第2位の山頂を満喫する。北岳山頂を後にし昨日泊まった 北岳稜線小屋へ戻りながら一面に咲く高山植物をカメラに取り込ながらゆっくりと下山する、「天国の花園」という感じだ、 何と言っても素晴らしい、稜線小屋に戻りここで軽食を取る、でも食欲が湧かないので又お茶で食事の代わりとする、 太陽も高くなり陽射しも強くなり気温が上昇してくる、雪を取ってきてポリ袋に入れ歩きはじめる陽射しが強いので顔より 汗がぽたぽたと降るように落ちる袋に入れた雪で顔を冷やしながら中白根3052mの頂に着き、ここで再び休みにする。
再び歩き始め、次のピーク。 間ノ岳の登りとなる 後方の北岳は実に雄大な姿だ振り返りピラミッド型の 北岳を望みながら間ノ岳に到着するここで又しばらくの休みとする、今日はどうやら山小屋(農鳥小屋)に早く 到着しそうなので自然と足取りが遅くなる。間ノ岳は分岐点になっていて右に行くと熊野平を経て塩見岳方面、 やや前方は今日の宿泊予定地の農鳥小屋だ、 間ノ岳よりしばらく行くと農鳥小屋に向かって急なガレ場の下りとなる 下のほうに農鳥小屋が見えてくる、自然に足取りも ゆっくりとなり途中何度も休みながらの歩行となる。 16時10分農鳥小屋に到着、今日は昨日と違って早く山小屋に着いたのでゆっくり出来そうだ、 山小屋の目前には農鳥岳の岩山がどっしりと構えている。先ずは小屋でサイダーを買い喉を潤す、 宿泊手続きを済ませ荷物を下ろして食事の用意に取り掛かる ザックより食料を全て取り出す同行の2名は水汲みに行く 30分程して戻ってくるだいぶ下の方に沢が在るとのことだ、今日は美味しく食べられると思っていたら水と 米の量を間違えて芯のある飯になってしまった。インスタントカレーは美味く出来たがライスが発酵したような臭いでとても 食べることが出来なかった、 お米を砥いだあと良く乾燥しないでポリ袋に入れて来たため、お米が蒸れてしまった。 しかしお腹がすいているので無理して一口、二口と食べたが喉をと通らない同行者全員こんな飯食べられないと言いながら処分する、 飯がだめなのでインスタントラーメンを作って食べる事にしたが、これも慌てて作ったため固い麺になってしまう。 あとで気が付いた事だけど標高が3000m以上もある所なので気圧が低い事も原因らしい。 今日もとうとう満足の行く食事が取れなかった後はお茶を飲んで休む事にする。明日の朝食は自炊の予定でいたが山小屋で作ってもらう事にする、 今回の登山は食べ物にはついてない山登りになりそうだ、夜、西の空に雲が多くなってきた、明日の天気が気になるところだ しかし 本日はゆっくり休めそうだ 農鳥小屋泊 7月21日朝5時頃屋根に当たる雨の音で目がさめる、
あいにく今日は雨天らしい このまま下山しようかなどと話しながら出発の準備を始める、暫くすると昨日予約しておいた
食事の用意が出来たとの連絡があり 外を眺めて見ると何時の間にか雨はあがっていて目前の農鳥岳が目に入ってくる サアー
今日も天気に恵まれたと思い気持ちが明るくなる山小屋での食事も意外と食欲が出ず残してしまった。F氏だけは全て食べ尽くしていた、
飯は残したがお茶は4杯ぐらい飲む 水分は十二分とっている、ついでにお茶をポリタンクに半分程度入れてもらう
農鳥岳からトラバースぎみに下ると30分程で大門沢分岐に出る時計を見ると
10時45分 山小屋を出でから4時間30分たっている ここからは稜線から分かれて大門沢に沿って急な斜面をジグザグに下っていく
足元には高山植物が咲き乱れている。疲れた足取りも可憐な花に目を向けると自然に癒されてしまう 何時までも想い出として残る山歩きでの
7月22日朝はゆっくりと起きる事が出来る天気は良い
朝食を済ませてから河原に出て川の中でのソフトボールを昨日の甲府一高の4人グループと我々3人
Iさんは何処かに行ってしまったので)とで対戦する。昨日のゲームに続き今日も負けゲームとなる、
しかし川の水はとてもきれいでとても爽やかな気持ちだ
一万尺の稜線目指して 太陽が山間より顔を出す頃、大樺沢を頂目指して登坂始める。ザク!ザク!とリズミカルに足音を轟かせていたが、登るにつれて次第に足音が弱くなり、代わりにハッ!ハッ!と呼吸が激しくなって来る、もう太陽は頭上に移動している、顔一面に汗がたれ落ちる苦しい登りだ、 |
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