感動の山 北横岳 
汗をかきながら山頂を目指す
1975年8月18日
ルート平面図
省略



ルート断面図 拡大
八王子⇒茅野⇒ピラタス⇒坪庭→北横岳ヒュッテ→北横岳山頂→坪庭→縞枯山荘→雨池→麦草ヒュッテ→ 白駒の池→白駒池入口⇒八千穂⇒小淵沢⇒八王子

 予定では17日の早朝に行く計画でいたのだが台風5号の影響で大雨になり、 17日の夜行で行く事になる八王子発0時46分の鈍行に乗り藤野でO氏と合流して二人で行く、台風が接近しているにもかかわらず 電車は満員だ。昼間3時間ほど寝ていたので電車の中で眠気がしない。途中小淵沢駅で多くの登山者が降りる小海線に乗り換え 八ヶ岳方面に行く人達だろう。茅野駅に5時50分到着此処で降りる200名ほどの登山者が降りてきた、

 バス停いには、 殆んどが登山者で美濃戸口方面に満員のバスが1台、渋の湯方面に満員のバスが1台、私たちが乗るピラタス行きも同じく 登山客で満員になって出発する。台風の影響で雲の動きが速い、幸いに目的の北八ヶ岳方面だけは晴れている。茅野駅より 約一時間終点のピラタスロープウェイに到着、ロープウェイの発車まで少々時間があるので前の野原で朝食にする。 8時発の始発ロープウェイに乗り、8分の所要時間で山頂駅2200mまで一機に登ってしまう。

 山頂駅の一帯は 溶岩台地になっていて坪庭と言って周遊歩道が整備されていて高山植物を観察することが出来る。いよいよ此処からが 北横岳の登山開始となる、8時15分。5分程歩くと道が二手に分かれている、右は坪庭周遊道で左は目前の北横岳へと 続いている左に5分程進むと急な登りとなり、息が激しくなって来る。15分程登ると林の中に横岳ヒュッテが見えて来る。 ヒュッテの近くには七つ池があるので一巡りしてくる。荷物をヒュッテに置いてから今度は北横岳に向かう、急な登りを 10分程行くと15分程で山頂に出る、




        
草原の中の縞枯山荘 雨池 北横岳

山頂は 展望の良い所だがあいにく 台風の影響で遠くの山には雲が架かっていて眺めは良くないが幸いこの北横岳周辺だけ青空が見えている。予定では北横岳を回って 亀甲池、双子池を見てから雨池へ行く事にしていたのだが時間の都合上再び坪庭に戻り直接雨池に行く事にする。横岳ヒュッテに 戻りザックを取って坪庭まで戻る坪庭から雨池に行く途中にある縞枯山荘は三角形の建物が広々とした草原に2棟あり、

 草原ムードが漂う明るくて気持ちの良い所だ。縞枯れ山荘を過ぎて倒木の多い雨池峠に出る、此処からは降り道となり暫らく 降ると林道に出る。林道を5分程行くと左手に雨池の案内標識があり、標識に従い林道より左にそれて登山道を降って行くと 5分程で明るい感じの雨池に出る。10時50分、雨池で5分程休憩し直ぐに歩き始める雨池を4分の1周ほど回って麦草峠へ向かう、

 暫らく行くと先ほどの林道に出て林道を8分ほど歩くと右手に麦草峠への登山口がある。登山道を登って行くと一面に苔が広がっている 原生林の中の登りとなる。林の中なので直射日光が遮られるが同時に風も遮られるので暑苦しい登山となる。途中で5分程休む、 今日は日帰りと同様なので急いで歩く。雨池を11時に発して麦草峠に11時50分に到着、

 汗をかいて喉も渇いていたの ヒュッテで冷たい麦茶を注文して喉を潤す。二人分300円、此処で昼食にする予定でいたがバスの時間の都合で 白駒の池まで歩いてから昼食にする。白駒の池到着13時40分。此処でゆっくりと昼食にする。原生林の中にぽっかりと出来た 白駒の池で自然に浸ってから白駒池入口のバス停まで歩きバスで小海線の八千穂駅に出て小淵沢経由帰宅する。


八王子⇒茅野 890円   茅野⇒ピラタス 550円   ロープウェイ 450円

麦草峠⇒八千穂 550円  八千穂⇒八王子 990円