感動の山 | 天狗岳 | ||||||||||||||||||
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高尾⇒茅野⇒渋の湯→黒百合ヒュッテ(泊)→中山→天狗岳→黒百合ヒュッテ→中山峠→シラビソ小屋(泊)→稲子湯→新開⇒松原湖⇒小淵沢⇒八王子 高尾発9時37分の列車で茅野に向かうメンバーはいつもの3人車内は空いているので楽に座って行く事が出来る12時40分茅野駅に到着する駅前でミカンを買ってタクシーで渋の湯に向かう約40分で渋の湯に着く60cm程雪が積もっている。予定では渋の湯に泊まる事にしていたのだが早く着いたので黒百合ヒュッテまで歩く事にする。 川で水を汲み登山準備をする、約2時間の登山で天気は良いが風が少々強いので寒さが応える。雪道を淡々と登って行く午後5時陽が落ちると同時に黒百合ヒュッテに到着する。荷物を降ろし直ぐに夕食の準備をするインスタントのお赤飯とカップヌードルを作り暖かいうちに食べる 外気は氷点下20度で暖かい食べ物はとても美味しく又体も温まり元気が出る、食後お湯を沸かしてコーヒーを飲み一日の疲れを癒す。ちょいと外に出てみたがとても寒くて直ぐに小屋に戻る。暫らくストーブの廻りで談義していたが寝床に戻りシュラフに潜って午後9時頃まで談義の続き。
1月16日 天気は良好朝食のインスタントうどんを食べてから黒百合ヒュッテの直ぐ裏にある中山まで登って来る、展望が良い所はあまり無いので直ぐに小屋まで戻ってくる。今度はザックを一つ持って天狗岳を目指す写真を撮りながら2時間ほどかけて天狗岳山頂に到着する。山頂で暖かいお茶を飲もうとしてお湯を沸かそうとバーナーに火を付けたが気温が低い為バーナーの火力がとろとろしか出ない、 両手でバーナーのボンベを暖めたりお湯を少し作ってはお皿に入れてその上にボンベを置いたりしたがお湯が出来ず止める氷点下20度以下となっている天狗岳山頂ではボンベ式のバーナーではお湯が沸かない事が解る。下山路中山峠に向かって下る中山峠まで来ると道が十字路になっていて右下のミドリ池方面に降っている足跡が無い。
一旦黒百合ヒュッテに戻り昼食(缶詰のおしるこ)にするお餅を多く入れて腹ごしらえをする13時30分黒百合ヒュッテを出発再び中山峠に戻ってくると峠よりミドリ池方面に一人足跡が残っている急な斜面なのでF氏は峠より少々東よりの林の中を下る。歩いて降るのは難しいが尻スキーで下ったほうが安全なのと早いので尻スキーで難所を一期に300m程3人で降ってしまう。 とっても爽快な気分だった。急斜面を尻スキーで越して再び歩き始めると直ぐに2名の登山者が登って来る「峠は近いですか?」との問いに「あと200m程ですよ」と言葉を交わす。積雪が1m程あるので足跡の無い所に足を入れるとたちまち越まで潜ってしまう。注意深く足に神経を集中させての歩行が続く、途中何度となく雪の中に足全体が潜ってしまう。とても歩きにくい登山となる。午後3時目的のミドリ池湖畔に建つシラビソ小屋に到着する。今日は此処で泊まりとなる小屋でお茶をご馳走になる。汗をかいて喉も渇ききっていたのでお茶のお代わりをする、休憩後夕食の支度を始める。残っている食料を全部ザックより取り出して一箇所に集める、さて!今夜は何を作るかと思案しても残っているのはインスタントラーメンとライスと少々の缶詰だ、結局ラーメンとご飯を小屋でお湯を貰って作る事になる。 昨日泊まった黒百合ヒュッテとは違って池の辺に有るので水が豊富に使用できる。さらに小屋で使用している暖房のストーブでお湯を沸かしているのでお湯も貰えるので夕食の支度が早くできる。今まで山小屋で炊事をして食事を作ったが今日ほど良く出来たのは初めてだ実際に食べても美味しく食べられる。以前南アルプスでトッテモ不味い食事を2日間も食べた時の事を想い出す。 食事後素早く後かたずけをしてから山小屋の本棚にあるアルバムを全て見る事が出来る。山小屋でこれほどまでにゆっくりとのんびり出来たのも初めての経験となる。登山者が我々3名とほかに2名と少ないので余計ゆっくり出来る。静かな時は早朝リスが来ると聞いたので明日を期待して床に入って休む。1月17日朝ゆっくり起きる7時丁度、山小屋の女主人に代わってストーブに火を付けるストーブに温まっていると昨日聞いていたリスが窓辺に餌を求めてやって来る、静かに窓からリスを眺めている、カメラを用意して何枚か写す、陽も高くなってきた。腹もあまり空いていないので山小屋の際にある雪に埋もれたキャンプ場を1廻りしてくる事にする。 踏み後がないので雪をかきラッセルしながら歩く昨日と同様に足が雪に埋もれて越まで浸かってしまう通常なら15分程度で回ってこられるコースだが1時間程かかって小屋に戻る。昼頃20名ほど小屋に登山者が来ると言うので急いで食事を済ませて下山準備に取り掛かっているとドカドカと大勢入ってきた、急いで荷物をまとめて外に出る小屋前で3人で記念撮影をして13時30分山小屋を後に雪道を下山する。 静かな山小屋での泊まりだったなーと思いながら振り返る。此処からは登山者が多いので踏み固められた登山道なので楽に下山できる途中登山者と多く行き交う、今日はきっと山小屋は賑やかな一日となる事だろうと再び山小屋の方を振り返る14時20分稲子湯に出る。この辺りまで来ると雪は殆ど無くなりアスファルトの道路が見える 振り返り八ヶ岳の(天狗岳)写真を何度も撮りながら新開部落まで降ると雪が無くなって来たのでスパッツを取り外し歩いていると後ろから車が来て海ノ口駅まで乗せてもらう。おかげで1台予定より早い列車に乗れる。何時もの様に小淵沢で乗り換えて帰路を辿る。 費用 行き電車 870円 タクシー1000円 黒百合ヒュッテ 1700円 シラビソ小屋 1700円 そば弁当 600円 みかん 300円 帰り電車 970円
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