感動の山 金時山 
目の前に大きな富士山が見える 金時山
1978年3月26日
ルート平面図
省略



ルート断面図 拡大
町田⇒海老名⇒小田原⇒乙女口→乙女峠→金時山→足柄峠→地蔵堂→矢倉沢⇒関本⇒小田原

 




町田⇒海老名⇒小田原⇒乙女口→乙女峠→ 金時山→林道→足柄峠→地蔵堂→矢倉沢⇒関本⇒小田原

 町田発7時20分小田急線で一路小田原へ向かう途中海老名で軽い食事をとりながらT氏を待つ、 暫らくしてT氏が来たので再び電車に乗り3名で小田原に向かう、車内には大勢の登山者が乗っているが小田原に着く前に 殆んど降りてしまった。おそらく丹沢山塊に行く登山者らしい、

 小田原まで乗ってきた登山者は10名いなかった。 小田原よりバスに乗り込んで待っていると外で5人ほど美味しそうにハンバーガーを食べているのが目に入る、 バスの発車時間はまで5分程あるのでハンバーガーを食べている人に「何処で売っているの?」と聞くと

 「地下にあるよ」と言われ直ぐに地下に行き注文して食べ始めると、先ほど教えてくれた人達が、大声で 「ハンバーガーのお兄さんバスが出るよー!!」と呼んでいる声が聞こえてきたので、直ぐにバスに戻り乗り込むと バスが発車する。食べかけたハンバーガーをバスの中で食べる。

 小田原の街中を走り湯本駅を過ぎて箱根の山に入って行き 仙石口で降りる。乙女口に直接行くバスが無いので此処でバスを乗り換える、 10分程でバス発車バス停を3箇所ほど過ぎた乙女口でバスを降りる。サー!いよいよ登山開始、


        
目前に富士山  乙女峠 mさかり 担いだ... 残雪の急斜面を降る

 

9時40分乙女口より金時山を目指す。 6人ほどの登山者とほぼ一緒に林の中の登山道を登り始める、 ジグザグにどんどんと高度を上げて行く、30分程で前方が開けてきて乙女峠に出る。 正面に端正な姿の雪化粧をした富士山が大きな裾野を広げている。

 乙女峠で腰を下ろして5分程休憩をする、 なんと素晴らしい富士山の眺めなのだ。感動の山、感動する一時だ。正面の富士山に目を奪われて 後方の箱根山を忘れてしまいそうになる。此処乙女峠は箱根火山の外輪山の一角で金時山も外輪山の 一つのピークとなっている、

 乙女峠より稜線を金時山目指して登り始める幅の広いぬかった 登山道を滑らないよう注意しながら一歩一歩慎重に足を運ぶ。10分程登るとドーム型のピークを過ぎ 林の中に入る日影にはまだ雪が残っていて、所所に水溜りが出来ていて、どろどろしている登山道が続く。

 登り降りをを3回ほど繰り返し金時山直下のコル(鞍部)に出る、此処で一息入れたい所だが休まず 一機に山頂を目指す、苦しい登りとなる、6分ほどで大きな岩がゴロゴロしている所になると山小屋が 2軒ある金時山頂に到着する。

 山頂には登山者が大勢来ている、又山頂は眺めも抜群に良い、 此処金時山は金太郎の伝説で有名な処で大きな鉞(まさかり)が置いてある。山頂でゆっくりと 景色を眺めながらの昼食にする。12時35分山頂より外輪山の外側(足柄峠)に下山する、

 北側の陽当りが悪い急な降りで 雪と氷が混ざっている様な状態の登山道を滑りながら思う様に歩けず周りの木に捉りながら慎重に降りて行く、 途中でT氏がワァーと声をあげる、振り向くと2mほどスリップして滑り落ちている、30分程急なくだりが続き林道に 出た時はホッとため息が出た。

 林道になってからは先ほどの下りとは打って変って長閑な歩きとなる 14時10分足柄峠に到着する、此処からは車道と歩道を交互に地蔵堂まで降る、長閑な山村斜面に出来た道を降る 時々車道を横切って行く。15時丁度地蔵堂に到着したがバスの便がない近くのお店で、おせんべいを買って歩きながら食べる、

 車道を約一時間程歩き矢倉沢のバス停まで来る、バスの時刻を見るとバスが来る時刻なのでバスを待って乗って行くことになる、 暫らくするとバスが来る、途中ですれ違ったバスが折り返して来たらしい、バスに乗り10分程で関本(大雄山鉄道駅)に着く、 此処から電車で小田原に出て駅前のラーメン屋さんで腹を満たして帰路を辿る

費用
町田⇒小田原 260円   小田原⇒乙女口 620円   矢倉沢⇒関本 170円
関本⇒小田原 170円   小田原⇒町田 260円
うどん、おはぎ 600円   コーラー 450円   せんべい 300円
ラーメン 300円   コーヒー 700円