感動の山 北奥千丈
 目前の金峰山を眺めながら 夢の庭園で休憩
1982年11月3日

 ルート平面図

省略



ルート断面図 拡大 
登山コース
新宿⇒中央道⇒河口湖IC⇒山中湖(泊)⇒忍野⇒御坂峠⇒石和⇒牧丘⇒金峰牧場⇒ 大弛峠→夢の庭園→前国師岳→三繁平→北奥千丈岳→大弛峠⇒塩山⇒新宿

 
 11月2日文化の日の前日仕事を終えて車2台に6名が乗って一路山中湖に向かう。山中湖班の山荘に今日は予約をしてあるので山中湖泊まりとなる、新宿より約4時間山中湖畔の山荘に到着食事は途中で済ませているので風呂に入って寝るだけ、明日は早朝出発するので早めに寝床に入る。

 11月3日軽く朝食を済ませて山荘を出発する、河口湖に向かう途中富士山が綺麗に姿を現しているので忍野八海に寄って写真を撮って来る、河口湖を過ぎて御坂峠を越えて、塩山方面に向かう途中道に迷ってぶどう畑の中を走って行くが方向は間違いなかった何時の間にか塩山に出て中央線のガードを潜り国道411号線を北上して行くと左方向に牧丘方面の道路標識が有り標識に従って左折する。道路が段々狭くなって登り傾斜もきつくなる、民家の点在する塩平を過ぎて山道に入って、カーブしながら登って行くとロータリー状に開けた焼山峠に出る、峠からは道が緩やかになり暫らく林道を行くと20件ほどの集落となっている。草原状の大きく開けた金峰山牧場に出る、此処で車を停めて休憩とする。

 いよいよ此処から大弛峠まで約一時間峰越林道を登って行く、 峠に近くなると峰峰が陽に反射してきらきらと光って散って行く素晴らしい眺めとなる、金峰牧場より約40分標高2360mの 大弛峠に到着する、きらきら光っている正体は針葉樹林の葉に霧や雲の水分が氷着していて陽が登って気温が上がると解けて、 きらきら光りながら風で飛ばされて散って行く自然が演出する、めったに見ることが出来ない情景だ。

 登山準備を整えて林の中に建っている大弛小屋によってから小屋の際よりヒラビソ等の針葉樹林帯の登山道を登って行く10分程行くと登山道が二分するので右に進み10分程登ると樹林帯より飛び出して夢の庭園に出る大きな露岩を縫って木組の歩道が取り付けてあるので気持ちよく登れる、今日は天気が良いので雄大な景色が目前に広がっている、「夢の庭園」「感動の山」なんて素晴らしい名前を付けたのだろう、あまりにも素晴らしい景色に足が止まってしまう、

 夢の庭園を過ぎて再び樹林帯の中に入って急な登山道を登る、先ほど分かれた道と合流して、樹木の背が低くなると登山道も緩やかになり前国師岳のピークに出るさらに進むと枯れ木の林立する三繁平の三叉路に出る。此処に用意してきた右方向北奥千丈岳の標識を木の根元に取り付ける。記念写真を撮り直ぐに北奥千丈岳に向かう15分程行った所で、奥秩父の最高峰2601mの北奥千丈岳の山頂に到着する。

 此処にも北奥千丈岳の標識を立てる「写真参照」山頂で充分景色を楽しみ三繁平に戻り、再び夢の庭園をゆっくり景色を楽しみながら降る、目前には朝日岳、金峰山と奥秩父を代表する峰が連なっている、夢の庭園と分かれて樹林帯の中を降って大弛小屋に戻る。小屋の近くでシートを敷いて昼食の宴とする。今回は天候に恵まれて素晴らしい、感動の山歩きとなった。




夢の庭園の木組みの階段 北奥千丈岳 三繁平に標識を設置する




追記
  1997年11月21日 北奥千丈登山
  1999年 5月 8日 北奥千丈登山