感動の山 西沢渓谷 
七つ釜五段の滝
1993年6月1日
ルート平面図
省略



ルート断面図 拡大
新宿⇒首都高速⇒中央道⇒勝沼IC⇒塩R⇒西沢渓谷入口→不動小屋→軌道→ナレイ沢つり橋→西沢渓谷入口

 
 新宿に集合して2台の車で総勢8人山梨県の西沢渓谷に向かう、首都高速に入って中央道を行き勝沼ICで高速道路を降りて塩山目指して畑の中の路を行く、無線機で連絡を取りながらはぐれない様に続いて走って行く。塩山駅の近くのガードを潜り牧丘を過ぎて西沢渓谷入口に到着。登山準備を済ませて西沢渓谷に向かう。歩き始めて直ぐに東沢山荘の前を行くと東沢に架かる吊橋を渡り、いよいよ西沢渓谷に入る。ここからは、滝、滑、沢、瀞、釜などの連続で水と岩の変化に富んだコースとなって、楽しんで歩く事が出来る。
沢の途中で全員集合 綺麗な沢を遡行する 沢を橋で渡り右岸を行く 景勝 オつ釜五段の滝

 初めは西沢の左岸を沢に沿って登って行き途中で沢を渡り沢の右岸を歩き始めると西沢渓谷での一番の見所の七つ釜五段の滝に出る。休憩に丁度良い所で汗も掻いて喉も乾いて来たので、各人飲み物を出して喉を潤す。沢を吹き抜ける風が心地よい。  

 「七つ釜五段の滝」読んで字の如く七つの釜と五つの滝が連なって他では見ることが出来ない景観となっている。それに岩肌の色と周りの木々の緑、秋には紅葉とエメラルドグリーン色の水とが何とも言えないハーモニーを作り出している。西沢渓谷の人気が有るのが良く解る、七つ釜五段の滝を後に不動小屋跡に向かう。

 七つ釜五段の滝を脳裏に浮かべて西沢渓谷の終点不動小屋跡まで辿り着く。以前此処には不動小屋が有り温泉に浸ることが出来た記憶がある。1973年の8月乾徳山から黒金山経由で不動小屋に降って来て、不動小屋でジュースを買って喉を潤し七つ釜五段の滝まで逆行して来た事がある。山小屋が無くなってしまうのは寂しい感じがする。

 折り返しポイントの良き休憩場所となっていたが、今回は直ぐに急な登りを軌道跡まで登る。西沢渓谷は自然と一方通行になっている行きは沢に沿って登り、帰りは山腹の軌道跡を戻る周遊コースとなっている。西沢渓谷でもう一つの名物となっていたナレイ沢の吊橋は通行できず、隣りに車の通れる立派なコンクリートの橋が出来ていて、橋から吊橋を見ることが出来る。

 天候に恵まれて、緑と水と新鮮な空気に浸って心身共にリフレッシュ出来たハイキングでした。車に乗って15分ほど塩山方面に戻った所にあるお食処でちょいと遅い昼食にする、各人お好みの注文で食卓を賑やかす。食後再び車で戻る途中の乾徳山恵林寺によって境内を見学してくる。山門には武田軍の旗印で有名な「風林火山」の額が架かっている。また中庭は丁度つつじの花が鮮やかに咲いていた。