感動の山 北奥千丈
17年程前に建てた標識が今でも残っている 木の根元
1999年5月8日
ルート平面図
省略



ルート断面図 
高尾⇒相模湖IC⇒勝沼IC⇒塩山⇒牧丘⇒焼山峠⇒柳平→大弛峠→前国師→三繁平→大弛峠→柳平⇒鼓川温泉⇒塩山⇒勝沼⇒相模湖⇒高尾

 ゴールデンウィークを避けて日帰りで北奥千丈岳へ行く事にしたが、塩山を過ぎ焼山峠で小休止、乙女高原に寄り道してから、峠を越えて、柳平の金峰山牧場を過ぎた所で工事中のため通行止めとなっている、戻って小楢山でも登ろうと思案していたが同行のHさんが林道を歩いて行こうと言うので、大弛峠まで林道を歩くことにする。直線距離で約10kmで実際の距離は14kmほど有る。張切って林道を歩いて行く、天気が良いので景色を楽しみながらの歩行で、意外とはかどる。

 林道を約2時間8kmほど行くと左前方に金峰山が見えてくる付近より林道に雪が残っている所が多くなってくる、歩き始めて約3時間30分目的の大弛峠に到着する。峠は積雪が550Cmほど残っている。峠の少し入った所にある大弛小屋に入って休憩する、山小屋のご主人と他2名で静かな山小屋の一時を過ごす。

 長い林道歩きで疲れているが、北奥千丈まで登ることにする。山小屋で休憩したので、いくらか元気を出せる。針葉樹林帯の中を登って行く、積雪があるので雪に潜らないよう注意して一歩、一歩足先に神経を集中させて登って行く、時々自分の体重を支えきれず雪の中に足を潜らせてしまう、

 
大弛峠小屋 振返り見る金峰山 長い林道歩きが続く 間近に見える国師岳山頂

 山小屋より1時間ほど登ると視界が開けてきて後方に金峰山や歩いて来た林道が眺められる。登山道が緩やかになり、三繁平の分岐点に出る、2年前に来た時と同様に、17年前に建てた標識がまだ残っている。1982年の登山を思い出し感動の山に浸る。北奥千丈に行き、引返して国師岳を往復して大弛小屋に戻って休憩をする。登山者は我々2名と他に1名がいて先に林道を歩いて降って行く、我々も少し遅れて小屋を後に林道を降って帰路を辿る。泊まる客は無し、小屋には主人と他1名となる。

 長い林道歩き柳平に向かう、帰りは下りなので歩行速度が速くなり2時間30分ほどで車の停めてある所に戻れると考えて早足で林道を辿る。20分ほど林道を降った所で後ろから車が来て停まり、乗って行きなと声を掛けられる、歩いて降る予定でいたが折角なので乗せてもらう。

 車の運転手は、先ほどの山小屋の主人と他1名で、泊まる客がいないので今日は山小屋を閉めて里の家に帰る事にしたらしい。柳平のゲートの所で降ろしてもらう、1時間30分程早く着く事が出来る。大弛小屋の主人(佐藤さん)にお礼の気持ちを渡し、車に戻り鼓川温泉に寄って温泉に浸かり良く歩いて疲れた体を癒す。温泉揚りの地ビールも格別に美味しく、大いに満足できる。休憩後ゆっくりと帰路を辿り帰宅する。