感動の山 北横岳 
隣の蓼科山のシルエット 北横岳山頂から
1999年11月20日
ルート平面図
省略



ルート断面図 拡大
佐久(浅科T山荘)⇒八千穂⇒麦草峠⇒ピラタスロープウェイ→坪庭→北横岳ヒュッテ→北横岳山頂→坪庭→歩いて下山→ピラタスロープウェイ駅⇒白樺湖⇒望月町⇒布施温泉⇒佐久(浅科T山荘

 
 佐久浅科むらのT山荘より車で麦草峠を目指す、国道141号線を八千穂より右折して麦草峠まで林道(国道299号)をどんどん登って行く山頂近くになると道路に薄霜が白く色がついているところがあり、スリップしないように注意深く走ってゆく、佐久より約1時間40分麦草峠に到着する。峠の際に建つ麦草ヒュッテ前の駐車場に寄ってすぐにピらタスロープウェイ駅に向かう、麦草峠を降り白樺湖方面右折して途中でピラタスロープウェイの案内板にしたがって右折。

 山麓駅に着く。登山準備をして直ぐに乗車券(片道にする)を求めてロープウェイで山頂に行く。時間的に遅いので山頂駅には我々3人のほか2名ほどの登山者しか見当たらない、山頂のレストランで遅い昼食にする、おにぎり、おでんなど、山頂駅舎を出ると溶岩で出来た庭「坪庭」を北横岳や縞枯山荘方面に行く登山道が貫通している。右手の下山道付近は一面に雪が積もっている?..此処から下はスキー場になっているので自然の雪が降るのを待っていられず降雪機械で雪を降らしている事が解った。

 いよいよ登山開始とする、坪庭を横切り雨池(縞枯山荘)方面の道と別れ左手に行き樹林帯に入って暫く登ると北横岳ヒュッテに出る。陽が低くなっていてヒュッテは既に樹林に遮られて日暮れ状態となっている。小屋の横を通り過ぎて次第に急な登山道を登りつめると北横岳南峰に出る。南峰を僅かに降り登ると北横岳山頂2473mに到着

 
北横岳ヒュッテ 北横岳山頂 北横岳山頂 坪庭入り口〜スタート

 北横岳山頂からは360度の展望がえられ夕日がアルプスに沈んでゆくと次第に空が茜色に変化して行く、直ぐ隣りには端麗な姿の蓼科山のシルエット、後方には八ヶ岳の黄昏と珍しく夕暮れの山頂を味わう事が出来る。山頂は風が強くとても寒いのでシートを背中にかぶるように座って暖かいお茶で体を温めながら休憩とする。

 陽が沈み薄暗くなって来たので、北横岳山頂を後に帰路を辿る。横岳ヒュッテにちょいと寄って見ると山小屋の主人に泊まって行く事を薦められる。今日は佐久まで戻る予定なので直ぐにヒュッテを後に坪庭まで下りてくると丁度、木曽御嶽山のシルエットが黒くはっきり確認できる。坪庭を過ぎて、ロープウェイの駅舎の横を下ってゆく。

 此処からの降りはスキー場となっているので雪が積もっている所を降ってゆく降り初めて直ぐにTさんが滑って腰を打ってしまい心配したがどうにか歩いて降ることが出来て一安心する誰もいない夜の下山だが意外と明るくて懐中電灯なしでも歩ける、半分ほど降ると雪の斜面となって一直線に歩いて下れるので意外と楽に下山できた。今回は登山は常識はずれの時間に下山したが天候と体力を良く見極めての行動で無事下山できた。