感動の山 八方 志賀高原 
八方池で引き返す
2000年8月29日
ルート平面図
省略



ルート断面図 拡大
高尾⇒青梅⇒関越道⇒上信越自動車道⇒佐久⇒長野IC⇒中之条⇒白馬⇒黒菱平⇒黒菱第三リフト⇒グラードクワッドリフト⇒八方池山荘→第二ケルン→八方ケルン→八方池→黒菱平⇒白馬(泊)⇒長野⇒須坂⇒小布施⇒志賀高原⇒高天が原⇒リフト→東館山→リフト⇒高天が原⇒草津⇒渋川⇒関越自動車道⇒鶴ヶ島JC⇒青梅⇒高尾

 

 青梅より圏央道に入って鶴ヶ島JCで関越道に入り藤岡JCから上信越自動車道で佐久ICで降りる。T サンが都合が付けば12時ごろ佐久平駅に来ると言ってたので佐久駅で昼食をとりながら1時間ほど待っていたが見えないので再び上信越自動車道で長野ICまで行き国道19号を信州新町で中之条方面に右折する有料道路でゲートがあり料金を払って犀川に架かる橋を渡りトンネルを抜けると中之条道の駅があり此処で休憩する。

 此処からのアルプスの眺めは良く、雑誌等でよく紹介される所だが今日は生憎ガスが懸かっていてアルプスが、かすかに見える程度だ。長野ICより約1時間白馬に到着する。コンビニに寄って食料を少し仕入れて八方尾根の黒菱平に向かう別荘地帯を抜けてゲレンデを横切って高度を上げて行く。20分ほどで林道の終点黒菱平に着く。早速登山準備を済ませて黒菱第三リフトに乗って釜池湿原に上がる。さらにグラードクワッドリフトに乗継いで八方池山荘まで上がる。
リフトから鎌池湿原を い第二ケルン広場 八方池尾根 マツムシソウ

 天気は良いが遠くの眺めはガスで遮られて近くしか見えない、此処八方尾根は雄大に広い尾根で最高の気分になる。がれ場を八方池目指して登ってゆく。観光で来る人も多くいて軽装で歩いているが、足元がふらついての登山は危険だ。登山道は尾根を直進する道と側面をジグザグに登る道があり、側面の登山道は観光客が降りてくるので直進ルートを登ってゆく。

 急な登山道を直進するので息が切れる所だが、足元には高山植物が咲いているので気がまぎれる。 大きな石神井ケルンがありさらに登ってゆくと公衆トイレがある。直ぐ上のほうには開けたところに大きな八方第二ケルンがあり撮影には絶好の場所となっている。此処は八方池山荘からの側面登山道と合流地点となっている。

 側面の登山道には木道が敷かれていて歩きやすいので多くの人は側面の登山道を降って行く撮影しながら小休止ガスが懸かっていなければ目前に白馬三山が見える所だが確認できない。さらに広い尾根を登ってゆくと岩場の狭い登山道となって大きな八方ケルンを通過すると右前方に八方池、目前のピークには第三ケルンが見えて来る。とりあえず第三ケルンまで登って八方池を見下ろす所で休憩とする。

 八方池周辺には人影が見えないわれわれ二人だけになってしまった。リフトの最終時間に間に合うように下山したらしい。黄昏時の八方池でゆっくり過ごしてから第二ケルンまで降りさらに50mほど降った所の登山道の際にテーブルベンチに荷物を降ろして、辺り一面が夕暮れ色に変わっていくのを感じながら1時間ほど過ごす。登山でこんなにゆっくり休憩することは今まで無い事だ。

 もう既にリフトは終了しているのでリフトを使わず歩いて黒菱平らまで降るのみ。1時間ほどベンチで休憩をしている間に一人だけ唐松岳より降りてきた人がいた。唐松山荘に泊まる予定でいたが団体客が入って来たの八方池山荘まで降りてきた。との話だった。確かに静かな山小屋で泊まりたい気持ちが解る。周りが薄暗くなりかけてきたので此れからどうするか決める。多少の食料も有るので此処でシュラフに潜って朝下山しても良いと思ったが天気が心配でとりあえず下山する事にする。


 下山する途中、前方白馬駅方面に灯りが一つ、二つとだんだんと多くなってくる、八方池山荘まで降って来た時には暗くなって山荘の灯りが目立つ。静かな山荘を通過して鎌池湿原目指して急な道を降る。岩がごつごつ露出しているので注意しながら慎重に降って行く。白馬駅付近の夜景を眺めながら下山道を辿る。20分ほど急斜面を降って鎌池湿原に出る。さらに此処からもう一段下の黒菱平まで急斜面に出来た岩だらけの道を下る。歩きずらいので道よりそれて草の生えている所を降る。

 左下に黒菱平が見えて来る。辺りは真っ暗になって懐中電灯の明かりを頼りに黒菱平に戻る。車に乗り込み八方尾根を降る。とりあえず今日の泊まる所を探しに白馬駅まで行き観光案内所で探してもらう。直ぐ近くに手ごろな値段で泊まれる白馬ホテルに決める。夕食は別なのでコンビニで食料とビールを買って近くの温泉(みみずくの湯)に浸かりホテルの部屋に寛いでビールで乾杯となる。今日一日お疲れ様でした、感動の山歩きとなった事を振り返りビールの肴とする。


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 8月29日早朝荷物をまとめて白馬ホテルを出発する。長野まで戻り長野市内に入ってからマックで朝食、長野市内は車が渋滞しているので、大きく迂回して長野オリンピックの開催場所のひとつエムウエーブの際を通過して須坂市に入って臥龍山公園を一巡りして来る。再び車で走る。小布施に入って岩松院を見学してくる


 岩松院院を後に志賀高原を目指す国道292号線を東に向かって行く湯田中温泉を通過して高原に向けてどんどん登ってゆく高原に点在する沼、池が現れて来ると直ぐに蓮池のY字路となり発哺温泉方面に向かう。東館山山麓の高天が原に車を止めてサマーリフトで東館山に登る、リフトの終点より約15分高山植物の多くある斜面を山頂目指す。

 山頂いったいは多種類の高山植物があり1時間ほどで一巡りできる。丁度多くの高山植物が満開に咲いていて十分楽しませてもらえる。此処はゴンドラで山頂までこられるので足に自信のない人でも気楽に高山植物を鑑賞できる唯一の場所だ。

 再びリフトで高天が原に戻り蓮池の分岐まで戻り左折して草津方面に向かう以前泊まったことがある硯川温泉の前を通過して渋峠に着く。
ハクサンシャジン 渋峠から横手山を見る 県境に建つドライブイン 草津白根山

 此処は長野県と群馬県との県境で国道最高地点2172mとなっている丁度横手山に登るリフトの斜面にはニッコウキスゲが一面に咲いている。此処で一息入れてから群馬県草津温泉に向かう途中草津白根山の駐車場に入って白根山を眺めて来る。草津温泉まで降って。渋川より関越自動車道に入って鶴ヶ島JCで圏央道を青梅ICを出て帰宅する。