感動の山 八方池 
白馬三山のビューポイント大出の吊り釣り橋
2000年11月22日
ルート平面図
省略



ルート断面図 拡大
佐久⇒白馬⇒大出の吊橋⇒黒菱平→鎌池→八方池山荘→第二ケルン→八方ケルン→八方池

 
 佐久の山荘より早朝白馬に向かう、佐久ICより高速道路に入って長野IC下りて国道19号線を信州新町の手前でで中之条方面に行く。中之条 道の駅で休憩。此処からはアルプスの眺めが非常に良く鹿島槍、五竜岳などが雪を被っている。今日は天気が良く遠くの視界も良好なので白馬駅を少し過ぎた所に有る、白馬三山のビューポイント大出の吊橋に寄って写真を撮って来る。
中条からの眺め鹿島槍・五龍 大出の吊橋と白馬三山 第二ケルンと後方は不帰の剣

 大出の吊橋で白馬三山を十分眺めてから八方尾根を黒菱平に向かう、別荘地帯を抜けて林道を登って行きスキー場をS字型に横切って登って行くと日陰の所に積雪がありスリップして登ることが出来ず、チェーンを着装して通過する。どうにか黒菱平に到着。

リフトが動いていればリフトに乗って登る予定でいたが黒菱第三リフト、とグラードクワッド(八方池山荘までのリフト)は運転していないので歩いて30分急な坂を鎌池まで登り、鎌池を横断して急斜面をジグザグに登ってゆく。右手には白馬三山の素晴らしい景色が目前に広がって登山の苦しさを忘れてしまう、第一ケルンの際を通って八方池山荘に到着、

 山荘で休憩をする。午後の登山となってリフトが使えず歩いて八方池山荘まで来たので、休憩後ザックを置いて空身で八方池まで約1時間30分、天気も良いので行く事にする。八方池山荘より木道と木段の続く斜面を約1時間登ると広い尾根の頂上に出て登山道の際に大きな第二ケルンが建っている此処からの眺めも抜群に良く目前に雪で薄化粧した白馬三山が太陽の斜光を受けて輝いている。

第二ケルンと後方は不帰の剣 夕暮れの白馬三山 八方池 第三ケルンと凍った八方池

 第二ケルンで撮影しながら小休止、太陽が沈みかけて気温もぐっと下がってくる。あと一息、頑張って八方池目指す、第二ケルンを過ぎた当たりから登山道には雪が10cmほど積もっていて気持ちよく歩ける。八方ケルンを過ぎ、一登りすると目前に第三ケルンが見えてきて右前方に八方池(池がすっかり雪で覆われていて池の姿は無し)が見てくる。

 とうとう八方池まで登ってきました、日暮れ時の八方池を一回りして再び本来た路を引き返す、振り返り、振り返り、アルプスの姿を脳裏に焼き付けて第二ケルンまで戻る。白馬三山、五竜、鹿島槍...がだんだんとシルエットとなって来る。八方池山荘に戻り預けたザックを引き取り黒菱平に向かう。

 鎌池まで急なジグザグ路を下り、鎌池より黒菱平まで再び急な石ころだらけの道を下り始めるとリフトの整備をしていた人たちが軽トラで降りてきて荷台に乗せてもらい車を停めてある黒菱平で降ろしてもらう。20分ほどの降りだが助かった。お礼に残っている食料を運転手のおじさんに渡す。感動の山の連続で大変満足感を味わえた午後の登山となった。後は車で佐久の山荘まで帰路を辿る。