感動の山 西吾妻山 
西吾妻山山頂の標識
2001年8月31日
ルート平面図
省略



ルート断面図 拡大
新宿⇒東北自動車道⇒蓮田SA⇒那須高原SA⇒郡山JC⇒磐越自動車道⇒磐梯山SA昼食⇒磐梯河東IC⇒雄国沼ミニハイク→喜多方ラーメン?西吾妻スカイバレー⇒白布温泉(かんぽの湯)泊 白布湯元駅⇒天元台→第一リフト→第二リフト→第三リフト(北望台)→人形石→分岐→大凹→梵天岩→西吾妻山 2035m→吾妻小屋→分岐→若女平→白布湯元駅⇒かんぽの湯⇒西吾妻スカイバレー⇒猪苗代⇒磐梯熱海(泊)会津若松⇒芦の牧⇒塔のへつり⇒田島⇒五十里湖⇒川俣温泉⇒光徳牧場 ⇒金精峠⇒丸沼スキー場⇒沼田IC⇒赤城高原SA⇒三芳PA⇒練馬

 
 8月の終わり夏休みを利用して東北の山(西吾妻山)へ行く事にする。新宿で待ち合わせて一路郡山に向かう、首都高速を利用して東北自動車道を北に走る。途中二ヵ所ほどSAに寄って郡山JCで左折磐越自動車道に入って磐梯山SAで昼食にする。今日の宿泊は決めていないので昼食後で電話で数箇所問い合わせると白布温泉にある「かんぽの湯」が空室有りで早速予約する。これで今日の泊まる所が確保できて人安心する。

 時間が有るので途中の雄国沼に寄って行くことにする。磐越自動車道を磐梯河東ICで下りて、雄国沼を目指す。地図を見ていたら沼の際の金沢峠まで車で行けるので地図を頼りに金沢峠まで辿り着く。生憎小雨がぱらつく天気で視界が悪いが雄国沼全体は見渡せる。金沢峠に車を停めて、雄国沼まで降り沼の一部を歩いてくる。

 金沢峠より喜多方まで戻りラーメンを食べる予定でいたのだが、喜多方駅前のお店でラーメンを買って、食べないで今日の宿泊地白布温泉かんぽの湯に向かう、峠を越えて桧原湖畔を走り西吾妻スカイバレーを通って山形県米沢市白布温泉かんぽの湯に到着、夕食と、温泉で旅の疲れを癒しゆっくりと休養できる。
天元台駅前にある長命水 人形石の展望台 西吾妻山山頂2035m 西吾妻小屋

 8月31日外は雨 朝食を済ませて荷物の整理をしながら山には上がらず何処か観光をして帰える事を考えていたが、せっかく来たのだから予定どおり登山する事になる。雨の中かんぽの宿を出て白布湯元駅からゴンドラに乗って天元台に上がる。乳白色の霧が一面に覆っていて視界は悪い、晴れて来る事を期待してリフトに乗り継いでさらに上がる、第一、第二、第三リフトを乗り継いで標高1820mの北望台に着く。天候は相変わらず乳白色の霧が一面にだだよっている。中大嶺の山腹を巻いて人形石を目指す、針葉樹林帯の中、約30分登ると樹林帯より抜け出して大きな岩がごろごろしている人形石に出る。

 晴れていれば展望がよい所なのだが今日は100mほど先しか見えない、大きな岩陰で休憩をする展望が無いので直ぐに人形石を後に西吾妻山に向かう、木道が大凹の水場近くまで続き、大凹を過ぎると急な岩の露出した斜面を登る雨で登山道が沢のようになって水が流れてくる20分ほど登ると木道となり草原地帯に出る(いろは沼)草原を通過すると再び大きな岩が群がる梵天岩に着く

 此処で休憩するのだが雨のため5分ほどで西吾妻山に向かう、相変わらず天気は雨と霧で視界は悪い西吾妻山山頂の手前には雨で濡れていて色鮮やかにリンドウが群生している、しばし足元のリンドウの花に目を取られながらの歩行になる、大シラビソの樹林帯に入って緩やかな登山道を行くと標高2035mの西吾妻山山頂に出る、山頂は樹林帯の中で視界は無い。

 山頂で記念写真を撮り直ぐに先に進む樹林帯を抜けると湿地帯となって木道となって雨で滑りやすいので慎重に歩く木道の先にカマボコ型の西吾妻小屋が見えてくる。雨と霧の中ゆっくりと休憩も出来ず歩いて来たので山小屋に入ってゆっくりと昼食にする。山小屋は無人で今日は天気が悪いので我々3人のみ、そういえば今日は一人も逢うことが無かった。暖かいインスタントラーメンを作って腹を満たし温まる。

 下山は北望台に戻ってリフトを乗り継いで来た路を引き返す計画でいたが昼食も食べて休憩も十分したので若女平経由白布温泉まで歩いて下山することに決定、小屋を出て木道を行くと直ぐに道標があり若女平に向けて下山する。大シラビソとコメツガの針葉樹林帯を降る。岩、石がごろごろしている急な登山道に雨が流れ込んで、水の流れと一緒に登山道を降る。標高差600mほど降ると次第になだらかな登山道となって来て針葉樹林から岳樺の見事な林となる、

 雨も何時しか上がって遠くの空が明るくなって僅かに青空が見えてくる。西吾妻小屋から約2時間、若女平に着く此処で暫く橋休憩 登山靴の中に水が入ってしまったので靴を脱ぎ、濡れた靴下を絞り履き替える。若女平を後に白布温泉に向けて下山開始、樹林帯がぶなの林に変わって降ってゆくと木立の合間より米沢の街並みが見渡せる所がある。ぶなの林を過ぎて杉の植林帯を降ると道路に出て近道をして湯元駅の駐車場に辿り着く。

 今日は雨の中良く歩いてきたことに自分自身感心する。疲れた体を癒すのは温泉に入るのが一番、近くの宿に頼みに行ったが断られ、昨日泊まったかんぽの湯に行き温泉に浸ることが出来る。温泉に入って十分体も回復した所で帰路を辿る。