感動の山 | 縞枯山 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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佐久⇒八千穂⇒麦草峠→茶臼山→縞枯山→雨池峠→坪庭(ピラタスロープウェイ山頂駅)⇒麦草峠 前回7月19日に続き再び佐久の山荘より八千穂高原経由麦草峠より前回と反対方向の縞枯山登山を決行する。八千穂より299号線を登って行き、ほぼ中間地点のレストハウスふるさとにて休憩(前回と同様にアイスクリームを味わう)国道をさらに登って行き、白駒池入り口の露店でトウモロコシを買って全員で食べる。焼き始めた所なので、焼き上がるまで、手際よく焼きながら色々と話が弾む、並べてあるトマトも6個買うと大きなトマトを2個サービスしてくれる。アイスクリーム、トウモロコシと食べる事を済ませてから麦草峠の駐車場に車を停めて、10時30分登山開始。
麦草峠より茶臼山目指して原生林の中の緩やかな登山道を10分ほど登ると大石峠の分岐を通過する。コメツガの樹林帯で展望は無いが登山道はよく整備されていて安心して登れるが、大小さまざまな岩が露出している登山道なので、足元には特に注意して行く。途中多くの登山者とすれ違うが、登山道の道幅が広いので楽にすれ違いが出来る。降ってくる登山者の多くは年配者で、お互いに立ち止まり挨拶を交わし、しばし話し込む。 登山道が次第に急になり、一汗かきながら登って行く。登山道の両側には、雨上がりの影響か?、色々のキノコが多く見られ、苦しい登山の気がまぎれる。樹林帯を抜けて岩が重なり合っている中小場、標高2232mの展望台に出る。目前には、此れから向かう茶臼山、振り返り見れば麦草峠の後方に前回7月19日に登った丸山や高見石が望める、さらに後方には中山、天狗岳が望める、前回は視界が悪く展望は皆無で、山の概要が解からなかったが今回は展望がよく北八ヶ岳の概要が自分の目で確かめられる。
中小場の展望台を後にして茶臼山の登りにかかる、立ち枯れの樹林が多く緑の中に白い幹が群立していて目立つ、遠くから見ると山肌は、緑の所に縞の様に立ち枯した白い幹の群立が縞模様に見えるので縞枯山と名前の由来が明確に解かる。山も50年、100年といった周期で新陳代謝している事が伺える。登山道の途中で、樹林帯が開けた所が有り、急な斜面の両際に腰を降ろしてコーヒーブレイク。登山口の麦草峠に建つ麦草ヒュッテの赤い屋根が目立って良く見える。 茶臼山山頂に向かって直登する、登山道を登りきると樹林帯の中に茶臼岳山頂の標識が立っている。山頂は樹林帯の中で展望が無く、西に200m程行くと赤茶けた岩肌の展望台が有り、南アルプス方面の視界が大きく広がる。視界が良い反面風が強く吹き上げて来るので岩影にシートを敷いて遅い昼食にする。(13時15分) 昼食と、展望を楽しんで次の目標、縞枯山に向かう。茶臼山と縞枯山の鞍部(コル)に降り、帰路に予定している五辻に降る分岐を過ぎて、縞枯山の登りに取り付く。15分ほど登ると山頂の一角に出て右に展望台2分、左に縞枯山山頂の標識が有り右手の展望台に向かう、前回の高見石の展望台と同じで、大きな岩が積重なっている所で、樹林が無く視界が良い。
2387mの縞枯山山頂東の一角で展望を楽しんで、再び縞枯山に向かう、縞枯山山頂まではほぼ平坦で、立枯れが群立する間をしばらく行くと、標高2403mと書かれた標識が立っている山頂に出る。(13時00分)山頂は立枯れの群立で展望は無い。小休止後、雨池峠に向けて樹林帯の中をほぼ一直線に降って行く。北八ヶ岳は何処に行っても樹林帯の中は倒木の上に分厚いコケが覆い茂り、原生林が広がっている。 コケの間からは色々な植物が花を咲かせていたり、今回は特に色々のキノコを見ることが出来た。縞枯山山頂より約30分急降下、草原状の雨池峠に出る。ピラタスロープウェイ山頂駅方面に5分ほど行くと三角形の屋根が特徴の縞枯山荘が見えてくる。八丁平の草原に建つ山荘は長閑な雰囲気が味わえる。縞枯山荘で小休止。(15時46分) 縞枯山荘を後にして、坪庭(ピラタスロープウェイ山頂駅)に向かう、縞枯山荘より草原に敷かれた木道を快適に歩いて行く、草原にはフウロソウ、シナノオトギリ、ヤマハハコグサ、リンドウなど多くの花が咲いている。草原を過ぎて溶岩台地より降って来る坪庭の遊歩道の分岐を過ぎると、前方にピラタスロープウェイ山頂駅が見えてくる。ピラタスロープウェイ山頂駅のレストランで、おでんを食べて休憩(16時10分)
ピラタスロープウェイ山頂駅を後(16時35分)に麦草峠まで約1時間30分、縞枯山と茶臼山の山腹をほぼ水平に出来ている登山道を戻る。木道が整備されていて快適に歩ける、始めはクマササの茂る草原状で次第に樹林帯に入って行き、展望台が設けられている所で木道が終わっていて、樹林帯の登山道を行くと、開けた所に標識が有り、縞枯山と茶臼山のコルよりの分岐(五辻)に出る。 さらに5分ほど行くと休憩小屋が有り、付近一帯にはトリカブトの紫色した花が多く見られる。緩やかに降り勾配となって、大石峠からの登山道の分岐点、出逢いの辻を通過して、樹林帯を抜けると国道299号線、通称メルヘン街道に出る。後は麦草峠まで20分国道を引き返す。 18時05分麦草峠に戻る。10時30分に登山開始して、茶臼山、縞枯山を上り山腹を巻いて戻って来る、7時間30分の周遊コース皆さんお疲れ様でした。帰路は佐久を通り過ぎて春日温泉で一日の疲れを癒して再び佐久の山荘に戻る。 |
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