感動の山 | 黒斑山 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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佐久⇒車坂峠→槍が鞘→トーミの頭→黒斑山→蛇骨岳→裏コース→車坂峠⇒佐久 佐久の山荘を8時出発、途中のコンビニで昼食のインスタント食品など購入して一路、車坂峠を目指す。天気は快晴だが浅間山の山頂付近には雲が懸かっている。山頂は見えないが晴れることを期待しながら、チェリーパークラインに入って、どんどん登って行く。唐松や白樺林の中を右、左とカーブの連続で一機に標高1968mの車坂峠まで登ってしまう。峠の高峰高原ホテルに寄って軽い朝食を採る。コーヒーと焼きたてのクロワッサンが特に美味しい。コーヒーを飲みながら目前に展開する展望を楽しめる(奥秩父、富士山、八ヶ岳...)
10時丁度車坂峠より表コースを黒斑山目指して出発する。唐松の疎林を登り始めると15分ほどで車坂山に出るが展望は無い、草原状の気持ちの良い登山道をひと降りして、登り返すとガレ場に出て背後の水の塔山、篭の登山の全容が望める。再び樹林帯の中を登って行くと次第に霜柱が多くなりスリップに注意しながら登る。 トーミの頭と槍が鞘の間に浅間山の姿が見えてくる、山頂は雲が懸かっているが雲が移動しているので時折浅間山全容が見えてくる。避難用シェルターを過ぎて槍が鞘のピークに出る(11:26)。此処からは第一外輪山の稜線を辿るルートとなり右手に常時、浅間山を眺めながらの登山となる。 登るにつれて次第に天気も良くなり浅間山山頂が良く見える。浅間山は3重式火山で、今いる所は第一外輪山で湯の平のカルデラを経て第二外輪山の前掛山が見えていて、浅間山の主峰は前掛山の左後方に僅か頭が見えて、時折水蒸気爆発で白煙を噴出しているのが見える。
槍が鞘での展望を楽しみ一旦僅かに降りトーミの頭の急登になる。登りつめると目前に雲も切れた浅間山の全容がはっきりと見える。樹林には霧氷が出来ていて雪を被った天然のクリスマスツリーが林立していて、太陽光に乱反射して見事な光景となっている。山頂付近は西風が強く吹いているが登山道は西側にある樹林に遮られて比較的楽に歩ける。 トーミの頭からは登山道も緩やかになり右手に湯の平に降る草すべり路を見送り、直ぐに中コースとの合流点を過ぎ、目的の黒斑山標高2404mの山頂に出る(12:10)。気温が低く寒いので日当りの良い山頂の一角で昼食にする。お湯を沸かし暖かいインスタント食品で体を温める。山頂には10名ほどの登山者が昼食休憩をしていて時々浅間山にカメラを向けている。
黒斑山山頂で充分休憩したので体力も回復し、次の峰、蛇骨岳に向かう(13:00)、一旦降り後はほぼ平坦な稜線歩きとなる、左側は樹林帯で右側は崖となっているので慎重に樹林帯側を歩く、黒斑山から蛇骨岳の間で5名ほど登山者とすれ違ったが蛇骨岳からはすれ違う登山者はいなかった。裏コースを登って来る登山者は少ないらしい。 黒斑山より霧氷が林立する蛇骨岳(13:30)に30分程で到着する。槍が鞘から浅間山を中心として蛇骨岳まで円弧を描いて20度ほど移動した事になり。浅間山(主峰)が前掛山の左に時折白煙を噴上げている。蛇骨岳山頂は 岩、草、樹木、全ての者に氷が着いていて霧氷の芸術品展示会場のようだ。此処で浅間山と別れて樹林帯の中を降って裏コースを辿る。次第に北に向かって40分ほど降ると左に折れるように方向を変えると平坦なクマササの茂る明るい唐松林となり20分ほどで中コースの分岐点を過ぎて車坂山を巻いて行くと登山開始した車坂峠に15時丁度に辿り着く。
早速峠の際に建つ高峰高原ホテルのこまくさの湯に浸かり、心身ともに疲れを癒す。時間が早い為か?大きな展望風呂に入浴者が3名でゆったりできる、南側が全面ガラス張りで左から奥秩父の山、富士山、八ヶ岳、蓼科山が良く見える。温泉で温まり外にでると気温が低く身が引き締まる。太陽が低くなり先ほど登って来た黒斑山が赤く染まってくる、帰路の途中、唐松林の彼方に夕日が沈んで行く光景で一日の幕なる。 |
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