感動の山 仏果山 
登山道で見られたホタルブクロ
2004年6月26日
ルート平面図
省略



ルート断面図 拡大
仏果山登山口県道P→林道分岐点→林道終点仏果山登山口→鉄塔→仏果山→宮ケ瀬乗越→高取山巻路→休憩ベンチ→林道終点高取山登山口→林道分岐点→仏果山登山口県道PA

 

梅雨の合間を縫って久し振りに仏果山に行くことにする。半原の登山口まで車で行き林道を歩いて登り、林道終点付近の登山口より仏果山山頂を目指す。歩き始めは蒸し暑くて息も苦しく、汗が垂れてくる、苦しい林道歩きとなる(体力の低下が感じられる)。林道分岐を左に向かう(以前は来るまでは入れたが今はゲートがあり一般車は通行止め)登山道もあるが今日は明るい林道を選択しての登山とする、林道際にはホタルブクロがあちらこちらに咲いている。細かい小さな白い花を沢山付けて尻尾のように垂れ下がって咲いているトラノオも咲き始めている。

 林道終点の登山口(P6)より急な階段状の登山道を登ってゆく、風がなく蒸し暑い苦しい登りで汗が垂れる、途中降りてくる登山者が2名今日は天候の影響か少ない。ゆっくりと何時もよりスローペースで登ってゆく樹林帯を通過して明るい斜面に出る(鉄塔の立っている所)此処まで来ても蒸し暑くて風がなく帽子を脱いで団扇代わりにして登ってゆく。尾根上に出ても谷から吹き上げてくる風がない、歩き始めて約一時間、切り株に腰を降ろして休憩にする。汗を多くかいたので冷たいペットボトルのお茶がとっても美味しく感じる。それにこの付近一帯も伐採されて明るい登山道になっているのが救われる。
林道分岐点 ホタルブクロ トラノオ

 尾根筋の明るい登山道を汗をかきながらゆっくり登って行くと上から一人登山者が降りてくる。顔中汗を垂らしながら降ってゆく。足元には良く注意してみると小さな目立たない花が咲いている苦しい登山中足を止めてのスナップ撮影で一時の清涼剤となる。目前に仏果山山頂が見えてくる、山頂近くまで伐採されていて眺めが良くなっているのは良いが風が無し、山頂直下の急坂を上り詰めて展望台の建っている仏果山山頂に到着、早速展望台の上に登り、甘利山に移動しているJA1OAOの局長さんを呼んでみたが応答なし、中間に高い山並みが二箇所ほどあるので電波は遮られている様だ。目前の丹沢山塊は薄い雲が所々あるが全体的に薄日が射しているようだ。

 山頂で昼食を取りながら休憩していると8名ほどの団体さんの他4名ほど登ってくるが何時もの休日より静かな山頂だ。早々に昼食を済ませて高取山に向かう、50mほど急に降り後は小さなアップダウンを繰り返しての尾根歩きとなる。今日は本当に登山者が少ない、高取山までの間一人の登山者とすれ違っただけだった。こちらの尾根路も以前よりは明るくなっている(伐採されているので)途中で木の上が一面白く何か花が咲いているのではと、茶面をわずか降り近づいて見るとヤマボウシ白い花が満開となっていた。見事な花の咲き具合だ。
ヤブコウジ ニガナ 仏果山山頂

 高取山手前に巻路の分岐があり、今日は高取山山頂を通らず巻道を利用してみる、高取山の山頂直下の斜面を斜めに降って行き、高取山山頂からの登山道と合流する、合流点から暫らく杉林の中暗い路を降ってゆくと防護ネットの扉の有る所で再び広葉樹林の明るい尾根筋の登山道となって左にダムサイトへの路を見送り休憩ベンチのある二股に出る(どちらも半原方面に降る)右に降って暫らくすると大きく開けて林道に出る。

 林道を横切って登山道が続いているが今日は登山道を避けて林道を歩いて降るコースをとる林道のほうが明るくて歩きやすいので。行きに利用した林道の分岐まで戻り、此処で仏果山、高取山を回っての丁度一回り地点となる。後は車の有る所まで林道を戻り登山靴を脱いで靴下を一枚脱ごうとしたら山蛭が二匹靴下に付いていた、靴下の目の間から入ろうとしている様だったが入れず外側の靴下に噛み付いていてなかなか払い落とせなかった。話には良く聞くが蛭に取り付かれたのは始めての経験だった。何処で付いたのか?。今回は風が無く蒸し暑い山歩きとなって汗が大量に出ていくらか減量できたようだが体力が落ちているのもはっきりと自覚できる山歩きとなった。
エビガライチゴ ミミガタテンナンショウ 白い花が目立つヤマボウシ