感動の山 双子山 
大河原峠から双子山を目指す
2004年8月13日
ルート平面図
省略



ルート断面図 拡大
佐久⇒貞祥寺口⇒美笹湖⇒蓼科スカイライン⇒蓼科仙境都市⇒大河原峠→双子山→双子池(双子池ヒュッテ)→亀甲池→天祥寺原→大河原峠⇒夢の平林道⇒春日温泉⇒軽井沢⇒佐久 

 



青空に白い雲が流れる好天気の下、佐久の山荘より美笹湖経由蓼科スカイラインを利用して大河原峠に向かう、途中白馬登山の佐藤さん(JA1OAO局)と無線交信できる、「雨と風に吹かれて小蓮華岳を降っているところ」と連絡あり、生憎の天気のようだ。こちらは晴れ明るく広い大河原峠に9時30分到着。登山準備を整えて双子山目指して登り始める。
登山開始...大河原峠 三角屋根の大河原ヒュッテ 高山植物が咲き乱れる大河原苑地

 双子山登山道は草原状で遮る物がなく右手に大きな蓼科山を見ながら登る、辺り一面がお花畑となっていて色々の花が咲いている、トモエシオガマ、マツムシソウ、アキノキリンソウ、ハハコグサ、シナノオトギリソウ、リンドウ、ハナイカリ...     高山植物が咲き乱れる登山道をゆっくり休みながら蓼科山を眺め、足元に咲く花を撮影しながら登ってゆく。

 草原を過ぎて樹林帯に入って僅かに登ると前方が大きく開けて双子山山頂の一角に出る、山頂からは北横岳が大きく目前に聳え立ち、右手には溶岩ドームの蓼科山が眺められる雄大な景色に感動する、感動の山歩きとなる。双子山山頂に10時20分到着、早速無線機とアンテナの準備して白馬大池付近を登山中の佐藤さんを呼んでみたが応答無し、白馬大池付近は風雨の中で無線交信は困難のようだ。こちらは天気も良いしのんびりと自然を満喫でき、自然と足取りがスローになる。
双子山山頂2224m 双子山南東の山頂 双子池を見ながらの昼食

 本来なら双子山山頂で昼食とする所だが、時間も早いし双子池まで行く事にする。南北に細長い双子山山頂を歩き、背丈ほどある熊笹の茂る樹林帯を降り双子池を目指す。双子山山頂より約30分の降りで双子池のある双子池ヒュッテが見えてくる、左手に雄池、右手に雌池、約60mの間隔でコバルトブルーの水を湛えている。双子池ヒュッテ前の両池の見えるベンチで昼食にする、山での食事は一番の楽しみでもある。バナナ、お菓子、おにぎり、お湯を沸かして焼きそばとお茶 格別の美味しさがある。

 昼食を済ませて双子池(雌池)の辺を半周してから双子池と分かれて次の目的地の亀の甲池に向かう、双子池から亀の甲池までの登山道は北八ヶ岳独特の原生林を抜けて行く道で倒木があり苔で一面覆われていてキノコが多く見られる。池の辺に咲く花、原生林の中に咲く花、色々の環境の下で色々の植物が生息している、雨の降った後か、瑞々しく輝いている。

 双子池から原生林の中を約20分行くと亀の甲池に出る。双子池と同様にコバルトブルーの水を湛えていると思っていたら池には水がない!! 干上がった亀の甲池の底を見ると亀の甲羅のような文様が出来ている。亀の甲池の名前に納得する。亀の甲池で小休止後、天祥寺原に向かう、緩やかな降りの高山植物が咲き乱れる草原の道を足取りも軽く通過してゆく。

 登山道の両際にはアザミも多く時々アザミの棘に刺激される、草原を過ぎて樹林帯の中に入って降って行くと蓼科山と双子山(正確には北横岳)との間にある沢に出て(天祥寺原)視界が開ける沢を横切るとT字路に出る再び小休止
天祥寺原を大河原峠に戻る約50分のコースは針葉樹林がまばらに生える中、背の低い熊笹が一面に広がる緩やかな登り路で、熊笹の合間より小さめのリンドウが多く咲いている。15時00分登山開始した大河原峠に戻る。

 双子山登山後の帰路は夢の平林道から望月町方面に降り途中の春日温泉に浸かり心身を共に癒す春日温泉は湯に浸かると肌がつるつるする成分が多く含まれているようだ春日温泉で疲れを回復、次なる目的地は食事!...軽井沢まで行きイタリアンレストランでパスタを食べてくる。お盆の連休で混雑している事が予測されたが午後8時車の渋滞はなく快適に走れる、軽井沢駅より旧軽井沢を回って佐久に戻る。