感動の山 陣馬山 高尾山 
汗をかきながら山頂を目指す
2004年11月21日
ルート平面図
省略



ルート断面図 
八王子⇒飯能⇒正丸駅→正丸峠→伊豆が岳→古御岳→天目指峠→子の権現→豆口峠>→竹寺⇒飯能⇒八王子

 2004年11月21日 高尾駅⇒藤野駅⇒和田峠→陣馬山→明王峠→堂所山→景信山(昼食)→小仏峠→城山→一丁平→もみじ台→高尾山→高尾山ケーブル駅⇒清滝駅⇒高尾山口⇒高尾



 昨年の11月2日高尾山より陣馬山までのハイクで完走出来ず、途中の奈良子峠より姫谷温泉に下ってしまったので、今回は藤野駅よりタクシーを利用して和田峠まで行き陣馬山からのコースを辿ることにする。JR高尾駅のホームに9時集合で9時5分発の普通列車で藤野駅に行きタクシーを待っている間に駅前のお店で各人飲み物等を買って来る。15分ほどで1台戻ってきたので先発の3人が乗り込んで和田峠に向かう、10分後残りの3人もタクシーで先発隊を追いかけて和田峠に向かう。タクシーを利用する事で陣馬山山頂に1時間ほど早く到着できる。
列車の中で 藤野駅前でタクシーを待つ 和田峠の賑わい

 和田峠に着くと大勢の登山者がいる、今日は天候も良いし連休で紅葉ハイクには最高の条件となっている先発の3人と合流して峠の茶屋際より階段の急登にとりかかる、(10:05)いきなり急な階段の登りで心臓の鼓動が激しくなり、苦しい登りとなる、階段を登りつめると尾根上に出て緩やかな明るい登山道となるが、直ぐに階段の急登になる、視界も広がり前方が明るく開けてくると苦しい階段も終わり草原の頂に白馬の像と茶店が見えてくる。
陣馬山目指して出発 急な階段を山頂目指して 陣馬山山頂が見えてくる

 草原をゆっくり登り陣馬山857mの山頂に到着(10:30)山頂には100人ほどの登山者が展望を楽しみながら休憩している、我々も先ずは山頂からの360度の展望を満喫する、残念なのは期待していた富士山が雲に隠れて姿が見えず、しばらく待っていても雲が多くなって行くばかりで諦める。きさくな茶屋の老夫婦に写真を見せてもらい説明もしてもらう事で暫し寛ぐ。
富士山は何処かなー? 山頂の茶店にて 陽だまりで昼食?まだ早い!!

 山頂からは登山の想い出がある山々が確認できる、北から左回りに特異な山様の大岳山手前に生藤山奥に三頭山、大菩薩嶺、権現山、扇山、御正体山、蛭が岳、丹沢山、大山と連なっている。展望を楽しんだ後は自然と座り込み食事時間となってしまう...昼食にはまだ早いのだが!!、食べる事も登山の楽しみの内
奥多摩の山並みが良く見える 扇山と権現山が見える 白馬と一緒に記念撮影

 穏やかな秋晴れの下、陣馬山を後に景信山に向かう(11:15)感動の山歩きの始まりとなる、道幅の広い尾根筋の登山道をゆっくり歩いて30分、昨年降って行った奈良子峠の分岐に出る、此処からは昨年歩いた登山道を逆に辿って行く事になる、更に10分ほど行くと昨年夕日を浴びて記念撮影をした明王峠の茶屋に到着。小休止すると思っていたのだが先頭者が通過してゆくので急いで写真だけ撮って着いて行く。
陣馬山を後にして 林の中を快適に歩く 一年ぶりの明王峠

 明王峠を過ぎた辺りから次第に多くの登山者(ハイカー)とすれ違う様になる、殆ど登り降りのない尾根道を快適に歩いて行きピークには巻き路があるので先を急ぐ時には大いに助かる。巻き路の分岐になると自然と楽な巻き路を選んで行く、堂所山の分岐でも同様に先頭部隊は巻路を選んで歩いて行くが此処のピークだけは山名があり標高も記載されている事と山頂に八王子城跡に連なる北高尾山稜の分岐点が有るので確認する為登ってみる、堂所山731mに踏み後を残してくる。
ツルリンドウの赤い実 底沢峠の標識を通過 堂所山の分岐標識(北高尾尾根)

 いよいよ景信山の登りとなり先頭部隊ともだいぶ離されてしまう、途中に林の中に出来た巻路が見えたので喜んで巻き路に入っていったが殆ど水平に出来ていて、景信山を通過して小仏峠からの登山道に出てしまう。景信山の巻路だったのだ、小仏側より景信山に登り山頂で既に休憩している先頭部隊に合流する。早速、待ちに待った名物なめこ汁と山菜の天婦羅がメインで昼食が始まる。
景信山の名物なめこ汁 モミジのてんぷらや酒饅頭も みごとな紅葉 景信山山頂

 景信山727m山頂での昼食を十分楽しんで休息も出来、時間もまだ14時なので予定では小仏に降る事にしていたが城山経由高尾山まで歩こうと言う事になり、14:10分景信山を後に城山目指して小仏峠まで降る。此処で一息入れて城山山頂を目指して登ってゆく、長い距離を歩いて来たので途中で休みたくなる所だが、景信山で十分休憩できたことと美味しいなめこ汁のおかげで城山670mの山頂に15時10分到着できる。
景信山山頂 小仏峠 城山目指して(小仏峠)

 城山山頂で10分ほど休憩、此処も景信山と同様で多くの登山者が休憩している。東京方面が開けていて街並みがかすんで見れる、西側も開けていて眼下に相模湖の湖面が光って見える。高尾山に向けて城山を降って行くと白樺の白い幹がモミジの紅葉の中で一際目立つ草原状の明るい尾根路となって、大いに気持ちを癒される。
城山山頂で記念撮影 気持の良い尾根道を快適に歩く 見事なモミジの紅葉に立止る

 城山から高尾山までの間は紅葉(モミジ)と黄葉(銀杏)の連続して楽しめる明るい尾根路で起伏も殆どなく快適に歩ける。所々にモミジの紅葉が素晴らしく色付いていて自然と足が止まってしまう。今年は温暖の気候なので例年より2週間ほど紅葉の見頃が遅れているようだ。
 太陽が雲に隠れていて薄暗くなって来た尾根路を行き、モミジ台の急な登りを登りつめるとモミジの紅葉が素晴らしい休憩ベンチがあり自然にモミジの下に座り込んでしまう、もみじ台の一角にはもみじ茶屋があり店じまいの所のようだ、もみじ台を降り石段を登り返すと高尾山山頂に出る(16:30)高尾山山頂にはまだ売店も開いていて多くの観光客(登山者は少数)が居るのには予想外だった。
紅葉台のもみじ 紅葉台の茶屋 高尾山山頂で休憩

 山頂で小休止、今日は良く長距離を歩いて来たものだ、陣馬山−高尾山縦走達成!! 満足感と達成感を味わって高尾山頂を後にケーブルの駅まで20分ほど降ってゆく、途中の薬王院のお土産店もまだ開いていて多くの人たちが居る。この時間でも高尾山頂に登ってゆく観光客も多く、何かあるのかな?とケーブル駅目指す。
薬王院の階段を降ってゆく お土産屋に惹かれてしまう 整理券を渡されて一時間待たされる

 ケーブル駅に近づくと次第に人が多くなって来て、ケーブル駅に着くとケーブルカーに乗る人が並んでいて整理券が配られている。整理券をもらい係りの人に待ち時間を聞くと1時間ほど待たされる回答だった。今日は連休で紅葉と夜景を眺めに多くの人が来ている事が判った、我々も夜景を眺めたりビールを飲んだりして1時間ほど過ごしてからケーブルに乗れる順番となりケーブルカーで清滝駅に降る。(18:20)
ケーブル駅 やっとケーブルに乗れる 直ぐに引き返して行くケーブルカー

 高尾山口より電車に乗り込み各人帰宅の途に付く。晴天に恵まれて完走できた達成感と紅葉、黄葉に包まれて自然に癒され大変楽しむ事が出来た。皆様お疲れ様でした。