感動の山 四阿山 
 バラギ高原よりゴンドラに乗って山頂駅より四阿山を目指す。台風の影響で雲が多く雨の心配もあったが、山頂に着いた時は短時間だが青空が広がり隣の根子岳も姿を現す。
2005年8月27日
ルート平面図
省略



ルート断面図 拡大
佐久6:10雷電くるみ7;30バラギ高原9:10⇒山頂駅9:30→バラギ山分岐11:30→四阿山北峰11:50→四阿山南峰12:00→バラギ山分岐12:58山頂駅14:20⇒山麓駅14:40⇒嬬恋直売店15:20⇒小諸リンゴ園16:46⇒佐久17:30

 

雲の多い中晴れる期待を持って佐久の山荘より一路嬬恋に向かう、途中の道の駅「雷電くるみの里」にて朝食をとり東御市より湯の丸高原を越えて田代より144号線をバラギ高原へと向かう、途中の直売所で野菜を少々仕入れて行く。144号線を左折してしばらく行くと一面にキャベツ畑が広がってくる。バラギ湖を回ってロープウェイ乗り場のパルコール嬬恋リゾートホテルに到着する1000台ほど収容できる広い駐車場に100台ほど先客がいる。

 早速ロープウェイ乗り場に行きゴンドラに乗り込む、このゴンドラは関東では最長の3200mあり10分ほどで標高2191mの浦倉山の山腹まで一気に登ってしまう。このゴンドラのおかげで気軽な登山で日本百名山の四阿山標高2354mの山頂まで登る事が出来る。駅舎より10分ほど登った所が浦倉山から四阿山に続く稜線で分岐点になっている。
ロープウェイ乗り場 バラギ高原 山頂駅 四阿山北峰2333m

 稜線にある登山道に沿ってしばらく近道のゲレンデを歩く、ケレンデ一帯はヤマハハコの白い花で埋め尽くされている中に所々に紫色のアザミ、ヨツバヒヨドリ、黄色のアキノキリンソウなども見ることが出来る。20分ほどゲレンデを歩くと四阿山の標識があり樹林帯の中にある登山道に入る、樹林帯といっても意外と明るい熊笹の中に出来た緩やかな登山道で良いのだが昨日の雨で泥濘が多くて避けて歩くのに苦労する。

 今日は土曜日なので登山者も多くもう既に山頂から降ってくる登山者にも多く行き交う。丁度休憩するのに良い場所に新しい木柱の標識があり、自然と足を止めてしまう。再び笹原と樹林帯の登山道を登ってゆくと樹林帯の中に木道があり、泥濘を歩くより歩きやすい。此処で同行のSさんの見送りとなる。再び木道となり左側(東方面)の視界が広がってくる。眼下には田代池やバラギ湖も見える。立ち枯れの木が目立ってくると次第に登山道も傾斜がきつくなり登りつめると笹原の開けた所にバラギ山の分岐の新しい円柱標識がある。此処は見晴らしが良いので大勢の登山者が休憩している。

 バラギ山の分岐を過ぎると次第にやせ尾根となり、岩が露出する急登となり四阿山北峰2332mに出る。北峰山頂からは目前に四阿山南峰2354mの山頂に多くの登山者が休憩しているのが見える。北峰から僅かに降って登り帰すと岩場の急登で鎖が設けてある。12時丁度に日本百名山の四阿山山頂標高2354mに到着。早速休憩場所を探して昼食にする。幸運にも青空が見える様になり隣の根子岳も姿を現す。アンテナを組み立て無線交信の準備、那須岳に登山中のJA1OAO局を呼び出すが応答なし...昼食も済み下山準備に取掛りながら呼び出すとJA1OAO局より応答があり交信に感激、重い機材を背負って来た甲斐があった。
四阿南峰より北峰を振返り見る 四阿山山頂2354m 那須岳登山の佐藤さんと無線交信

 無線交信も出来たので山頂を後にして下山する。振り返り見ると四阿山南峰の円錐形の鋭峰が見える、左手には北側半分がガスに覆われている根子岳も姿を現し幸運な登山となる。バラギ山分岐を通過して笹原の道を下り木道の所まで戻って来ると次第にガスが濃くなって来て視界が悪くなる。登りは多くの登山者と出会ったが降りの時は登山者と一人も会う事が無かった。ゴンドラの最終時間と天候の影響のようだ。

 13時50分円柱の標識のところまで降って来るとガスが濃くなってくる、泥濘を避けながら笹原の道を降り14時08分ゲレンデに出る。どうやらガスが濃くなってきたが雨には変わりそうも無いので安心して残り僅かな道のりを辿る。山頂駅で先に下山しているSさんと合流してゴンドラに乗り込む、乳白色のガスの中ゴンドラで降る。温泉で心身を癒し大変満足できる。帰りに嬬恋名産のキャベツをお土産にして小諸では丁度今日から開店した、毎度おなじみのリンゴ園でリンゴを求めて佐久の山荘に戻る。佐久で千葉から山荘を見に来たMさんと合流して山荘に到着。