感動の山 八溝山 竜神渓 
茨城県の最高峰1021m、八溝山登山(車で山頂まで登れる)山頂には立派な天守閣(有料展望台があり)100円払って登って見ると360度のパノラマが楽しめる。遮る物が無い代わり風も強かった
2005年11月12日
ルート平面図
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ルート断面図 拡大 省略
棚倉13;00林道入口13:20⇒尾根道分岐13:45⇒八溝山山頂14:00日輪寺14:20→山頂分岐14:50⇒→八溝山分岐15:10袋田15;40⇒竜神ダム16:10⇒竜神峡バス停16:20⇒常陸太田17:30⇒帰路


八溝山の概要
八溝山は福島県と茨城県の県境に位置し、栃木県との県境も近くの尾根にある。八溝山山頂には 日本武尊の建立伝説がある八溝嶺神社があり信仰の山と して多くの人達が登られてきた。水戸光圀公の命名 と云われる八溝五水は日本の名水百選にも選ばれていて、八溝山は茨城県の最高峰でもある。


 棚倉の国道118号線際のスタンドでガソリンの補給と昼食後のコーヒータイム。店員より八溝山までの県道377号線(林道)の開通を確認して一路八溝山に向かうちょうど棚倉より西の方角になる。5kほど行くと段河内と言う所で左手方向に八溝山方面の標識があり、標識に従って左に折れて行く。

ここからは道幅がやや狭くなるが舗装されているので走りやすい。段河内の分岐から約1Kの大平岩の集落を通過してさらに久慈川に沿って1kほど行くと道幅が狭くなる所で久慈川を渡り林道となる今度は右手に久慈川を眺めながら1kほど行くと舗装が終わりダートとなるが林道の状態は良いので気楽に走れる。


 再び橋を渡り久慈川の渓谷を左に見るようになると紅葉が一段と鮮やかになってくる。車を停めてしばし紅葉の久慈川渓谷に浸る。再び舗装道路となる。ジグザクに登る様になり高度を上げると八溝山から黒羽町に続く尾根筋の林道に突き当たる。
尾根筋の道を約2kほど登ってゆくと八溝山山頂直下の林道終点にたどり着き、先客の車が20台ほどある奥に駐車する。車を降りて10Mほど行くと八溝山1021Mの山頂があり標識が立っている。山頂のすぐ隣には城の形をした展望台があり記念に登って見る事にする。ここは有料で100円払って入城する。

 展望台からの眺めは抜群に良く南は奥久慈の男体山、西は那須の峰々、北は阿武隈山系の山々、東は太平洋と、さらに空気の澄んでいる時は富士山も見えるとの事。展望台の上は風が強く冷たいので早々に引き返す。
八溝嶺神社 展望台 八溝嶺神社 日輪寺 坂東観音札所

 山頂からの展望を十分楽しんだので車に戻り、坂東33観音札所第21番日輪寺に向かう。八溝山山頂より舗装された道路を500mほど降って行くと通行止めになっている所を右折して行くと日輪寺前の駐車場に出る。早速日輪寺をお参りする。青々とした松ノ木と紅葉した樹林の中に佇む日輪寺が異様に感じる。屋根までが朱塗りのせいだろうか。

 日輪寺の境内に○○札所?二十四? はっきり覚えていないが21番ではない石碑が建っている 間違いかなと思いながら駐車場の所に戻って来ると売店の管理人(日輪寺の管理人?)と思われるおじさんの聞いてみると詳しく解説してくれる。江戸時代の以前は伊達(奥州)の領域だったので奥州側の札所番号が付いていた事が解る。


 日輪寺を後に再び八溝山山頂近くの分岐迄戻り、茨城県(南方面)側に降る。茨城県側の方が道路が良く整備されていて快適なドライブが出来る。大子町下宮で国道118号に入って袋田より新月居トンネルを抜けて竜神峡に向かう道路の狭い所で数回交互通行となる。紅葉シーズンの連休なので渋滞は仕方がない。

 日暮れ時の16時10分竜神峡ダムに到着する。昭和54年3月に完成した竜神ダムの上に長さ375m、日本一のつり橋「竜神大吊橋」が架かっている。 35年前(1970年11月)に歩いた思い出の地で当時の石碑が現在も残っていた。(茨城百景竜神峡と刻まれた石碑)35年前の竜神峡ハイクのHPにリンク
35年前と変わらない石碑 竜神大吊橋 竜神大吊橋

 竜神ダムの完成で大きく様変わりした竜神峡を一望できる竜神大吊橋際の駐車場まで上り、暮れ行く奥久慈の山並み、夕焼け空からシルエットに変わり今日の山旅が終わる