感動の山 | 乾徳山 | ||||||
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自宅5:20→高尾?:10⇒八王子IC?:30⇒勝沼IC8:00⇒上釜口⇒大平登山口8:56→道満尾根9:25→月見岩10:24→乾徳山頂12:00→月見岩13:30→道満尾根14:20→大平登山口14:50 恒例となった新年の登山、昨年に引き続き今年も甲武信ヶ岳の話しも出たが、 昨年は帰りが遅くなり温泉に浸り疲れを癒すことが出来なかった事も有り、また、大平牧場迄車で入る事が出来る事も魅力の一つで 乾徳山登山に決定する。三富釜口から大平牧場に入る所が解りにくいが、入ってしまえば一本道の林道で間違いなく大平牧場に到達する。 大平牧場を通過して乾徳山登山口の先に駐車スペースと休憩テーブルが用意してある。8時55分乾徳山登山口より登山開始、 天気は曇りで気温はマイナス温度。曇り空だが雲が高く富士山が良く見える。冬枯れの木立の中をジグザグに登ってゆくと、 何度か荒れた林道を横切って徳和の集落から道満山を超えてくる尾根筋の登山道に出る。道満尾根を僅かに登ると荒れた林道と再び交差する。 林道を行けば国師が原経由で乾徳山に行けるが、今回は尾根筋(道満尾根)の登山道を登り帰りに国師が原を廻って来る事にする。 しばらく急な尾根筋の道を登って行くと 後方には冬枯れの木立の合間より富士山の全容が望める。尾根筋の登山道が緩やかになって来てからしばらく行くと急に前方が開けて 草原の後ろに目指す乾徳山が見える。乾徳山の左後方には真っ白く雪化粧している南アルプスの峰峯が連なっているのがハッキリ見える。尾根の南側に大きく広がる枯れたカヤトの 斜面真横に半分ほど行くと大きな岩があり”月見岩”と書かれた標識が立っている。ここは国師が原から登って来る登山道と合流地点となっていて 眺めも良い所なので自然と休憩してしまう。
月見岩を後にして草原の端に朽ちた標識が立っていた。 後でガイドブックを見たら此処が扇平で国師が原に降る分岐点になっている事に気付く。いよいよ針葉樹林帯の中に 入って 積雪のある登山道となり大きな岩が次第に多くなる。次第に風が強くなって来て頭上をゴォーと 音を轟かせて吹き抜けて行く、樹林帯を15分ほど登った所で小休止をする。お湯を沸かしてコーヒータイム、燃料が無くなり沸騰しなかったが 暖かいコーヒーで冷えた体が幾分温まる。 休憩している間に山頂より2人の登山者が挨拶を交わしながら降って行く。 天候の影響か今日は登山者が殆どいない。再び山頂目指して登り始める、 大きな岩を廻りながら超えたり鎖を頼りに岩を登ったりして山頂直下の鎖場まで辿り着く。ストックは岩登りに邪魔になるので途中に置いて来る。 今度は重たいザックを置いてから、ほぼ垂直に15mほどの岩登りだが、風が強いのと気温が低いので山頂へは回り道から登る事にする。しかし回り道も不安定な荒木の梯子や岩の上の雪が凍っているので慎重に登って行き、山頂に到着する。 乾徳山2016m山頂からの展望は360度の視界を堪能できる。 昨年の同じ日に登った甲武信ヶ岳も木賊山と並んでいる、金峰山の五丈岩も確認できる。後方には 端正な姿の富士山も良く見える。天気が良ければ山頂でゆっくりする所だが風が強く寒いので何枚か写真を撮り早々に引き上げる事にする。登る時よりも降るほうが足のホールド位置を探すのが難しく 慎重になる。風が強く雪が凍っているので岩の表面を這う様にして後ろ向きで降る事になる。 以前来た時(1973年8月5日)は 大勢の登山者に混ざって難なく山頂に登った記憶があり、天候によってこれほど登る事が難しくなる事が解る。尤も33年も以前の20代の事なので。難所を数箇所降り、扇平の草原に戻った時には緊張感が 一気に安らぎ足取りも軽やかになる。分岐点の月見岩まで戻り国師が原経由下山する。月見岩からは草原の中をほぼ一直線に国師が原 (元大平小屋があった所)迄降る。 国師が原の十字路には大平小屋は無く西に 100m程の所に唐松と白樺の林の中に避難小屋がある。十字路から林道跡を大平牧場に向かう。道満尾根目指して緩やかに登ってゆく、 此処も国師が原の一角で以前は此処も牧場として使用していたらしく所々に鉄線の柵が残っている。国師が原の十字路から20分ほどで往路の登山口に到着、 道満尾根を僅かに下りすぐに大平牧場方面の標識に従って林道を下り休憩テーブルのある駐車場に14:55分戻る。帰りには以前大弛峠(国師岳登山) からの帰りに寄った牧丘の鼓川温泉で心身を癒し気分爽快で帰路を辿る。 |
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