感動の山 森吉山 
梅雨入りで大雨の中の出発となったが、幸い森吉山登山時は青空の広がる好天の下で、高山植物が咲き乱れる中、素晴らしい登山が出来る。
2006年6月17日
ルート平面図
省略



ルート断面図 拡大
大 館7:20阿 仁 合8:30阿仁ゴンドラ8:50⇒山頂駅石森分岐9:40阿仁避難小屋10:00森吉山山頂10:30阿仁避難小屋11:24石 森11:24ゴンドラ山頂11:25⇒阿仁ゴンドラ⇒阿仁伝承館13:40阿 仁 合14:10⇒帰路

 

 前日大館に泊まり早朝登山を予定していたがゴンドラの始発が9時なので、朝食を済ませてから阿仁ゴンドラ駅に向う。9時10分ほど前にゴンドラ乗り場に到着する。広い駐車場には車が15台ほどで既にゴンドラは動いている。早速登山準備をしてゴンドラの乗車券を求めて2階からゴンドラの乗り込む。所要時間約15分長い距離をゴンドラで標高1167m迄上がる。

        
ゴンドラに乗って山頂へ シラネアオイのお出迎え 残雪が多くある 石森
 

 山頂駅を降り立つと天候は回復して来て青空が広がってくる。(9:20)早速登山道に入って行くと足元にはシラネアオイの紫の花とオオバキスミレの黄色い花が出迎えてくれる。緩やかな登山道を快適に登って行くと背丈の低い樹林帯の中の残雪帯を進む。板状の木道や輪切りの木道で登山道は整備されていて、天候さえ良ければ誰でも気楽に登れる所だ、標高1250m付近で樹林帯が無くなり前方に目指す森吉山山頂が見えてくる。

 森吉スキー場から一の越経由の登山道との合流点、(9:40)石森(1308m)巻き道を行くと北側の斜面となり一面に雪が残っている。残雪を横切って僅かに登ると避難小屋が建つ広場に出る。此処で20名ほどの登山者が休憩している、(10:00)団体さんの様なのでお先に失礼する。緩やかな登山道をゆっくりと登ってゆく、この付近は特にイワカガミの花が多く、淡い色、濃い色など変化があり花も大きいくて見ごたえがある。足元に山頂まで20分の標識が現れる。

 山頂が近くなる付近からヒナサクラの群生する中を登って行くと次にチングルマの群生がありしばし足を止めてカメラに取り込む。再び木道が現れて通過して僅かに岩場を登ると標高1454mの森吉山山頂に出る。(10:30)森吉山山頂には30名ほどの登山者が岩場に腰を下ろし休憩している。雲が多く周りの山の姿が隠れて見えないのは残念だが、晴れの天気となったことはラッキーだ。



        
避難小屋にて休憩する登山者 森吉山山頂 標高12345mの山頂
 



 時折ガスが山頂を覆ってしまい薄暗くなるが直ぐに青空に戻り変化が激しい山での天気だ、20分ほど山頂で休憩後引き返す。再びチングルマとイワカガミの群生地を降り、ヒナサクラの群生地を通過して行く。避難小屋の所で5分ほど休憩して直ぐに降り始める、残雪帯を通過して石森のピークに登る。此処で途中で買って来たおにぎりとパンで軽い昼食にする。目前に森吉避難小屋と冠岩が見える。(11:40)石森からゴンドラ駅まで周りに咲いている花を見ながらゆっくりと降る。花の百名山の一つに相応しく花の種類が多いのに改めて感動する。今日は素晴らしい感動の山歩きが出来た。


   森吉山には数多くの花が咲いていた。

オオバキスミレ ザゼンソウ ショウジョウバカマ
ハクサンチドリ イワナシ チングルマの群生
ミヤマツボスミレ ウスバスミレ ゴゼンタチバナ
マイズルソウとゴゼンタチバナ ムラサキヤシオ イワカガミ
ヒナザクラ ヒメイチゲ ゼンマイ
エンレイソウ ツバメオモト シラネアオイ
シロバナシラネアオイ ノウゴウイチゴ ミツバオーレン