佐久平⇒内山峠登山口→一杯水→艫岩→星尾分岐→行塚山→星尾分岐→艫岩→一杯水→内山峠登山口
ゴールデンウィークを利用して佐久に2泊3日の旅の途中で荒船山登山を行なった。今回のメンバー全員が初めてで期待を大きく持っての出発となる。登山口の内山峠に向かう途中でバルーン(熱気球)が30程風に乗って流れて行く風景を見られる。毎年この時期、千曲川河川敷でバルーンフェスティバルが開催されている。佐久の山荘から一時間ほどで目的地の内山峠に到着する。峠の駐車場は満車なので道路の端に止めて登山準備。
8時20分荒船山に向かって登山開始、天気は少々雲が流れて行き風があるが青空が多く気持ちよく歩ける。登山道際にはヤマエンゴサク、スミレ、ミツバツツジなどが鮮やかな色の花たちの歓迎に会い心が和む。
目指す荒船山の姿はなかなか見えない手前の岩山を三つ程越えてゆくと目指す荒船山の岩壁が見えてくる。
スミレとミツバツチグリの花が登山道の至る所で見られて目を楽しませてくれる。時折変わった花も現れて登山道に変化があり、苦しさを忘れてしまう。
途中の木々の合間から北アルプスの山並みの展望があり、白馬三山、鹿島槍、穂高など確認できる。一杯水の沢を渡り岩の斜面の急な登りとなり、一気に高度を上げて荒船山の山頂の一端に出る。
荒船山は字の如く荒波に浮く船の形をしていて船の船首(艫)先端に向かう、5分ほどで艫岩(船の先端)の展望台に到着。登山者が大勢展望を楽しんでいる。
今日はGWの影響か家族連れや若い人たちも多く来ている。我々も此処でしばらく休憩する。艫岩展望台は北側の見晴らしが良く眼下の神津牧場、後方には大きな浅間山が僅かに雪を輝かしている。浅間山の左手後方には雪を抱いた北アルプスの峰峰が連なっているのが良く見える。
充分休息が出来たので荒船山の最高地点の行塚山(船の船尾に当たる)迄で足を伸ばす。溶岩台地の上に出来た笹原と雑木林のほぼ平坦な登山道だが起伏も僅かにあり又沢もあり水も流れている。
艫岩の展望台から約30分星尾峠の分岐点に出る。此処から行塚山の急斜面の登りとなり15分ほどで今回の登山での最高地点行塚山14225mの山頂に到着。山頂は狭く周りは雑木林で視界は無い。5分ほど休憩後引き返す。
再び艫岩の所まで戻ると登山者で賑わっている。大半の登山者は内山峠に下山して行くが、これから行塚山を目指して行く人もいる。荒船山は特異な山で普通は山頂が一番賑わう所だが、荒船山は艫岩の展望台が山頂と成っている様だ。
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艫岩展望台 |
ミツバツチグリ |
ミツバツチグリ・スミレ |
地図で確認した所、艫岩1330m、荒船山山頂(艫岩と行塚山との中間地点)1356m、行塚山1422mと成っている。
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