コース 登山口A→P1→P2→高取山→仏果山→P6→P1→登山口A
連日の雨もあがり青空が広がる天気となったので高取山から仏果山を回るコースを歩いて来る。出発は午後となったが夕方の雷雨も無く静かで涼しい山歩きが出来る。県道宮が瀬線の橋脚の下(仏果山登山口A)に車を停めてゲートを抜けて林道を登る。林道の両際にはアカソ、タマアジサイ、ヤブマオが多く見られる。直ぐに高取山登山路の標識があり(P0)右手の沢を渡り山の中に入って行くがヤブが多く歩きにくいので林道を直進する。
舗装された急斜面の林道は表面が雨で滑りやすく注意しながら登る。ミズシキ、キンミズシキ、イラクサなどを両サイドに見ながらゆっくり登る。立ち止まり足元を良く見ると小さな花、ゲンノショウコ、ヤマトウバナ、ヤマホトトギスなども咲いているが小さいので良く見ないと通り過ぎてしまう。ツユクサもまだ多く見られる。黒い大きな蝶が忙しそうに飛び回っているが花に止まらないので撮影は出来ず。T字路付近(P1)からはセンニンソウの広い花が満開で昆虫が蜜を吸いに来ているヒヨドリバナも多く見られるが一部咲き程度でこれからが見頃と成るようだ。
T字路(P1)を右に行き先ほど見送った高取山登山道と交差する所(P2)で林道から離れて高取山登山道を登る。此処までは登山道を歩くより林道を歩いた方が明るく多くの植物も見られるし展望も良い。登山道の方は樹林帯の中でヤマヒルが居るので要注意。念のため食塩水のスプレーを用意して登山前に足元に吹き付けて来る。尾根筋の登山道が暫く続き緩やかに尾根を巻く路を過ぎた所で馬場・大平方面からの登山道と合流。(P3)ベンチがあるので此処で小休止。
馬場・大平合流点からは尾根筋を離れて尾根の斜面を緩やかに行くと直ぐに右手に下る登山道を見送り(余り利用されていない)ゲートを潜り抜けるとヒノキの植林帯の薄暗い中赤土が露出した滑りやすい登山道を登る。尾根筋に出て鹿避けの柵に沿って僅かに上ると植林帯が終わり巻き路と高取山の分岐点(P4)に出る。以前は明るく多くの花が見られる所だったが今回は雑草が大きく伸びて広がっている。以前は直線に急斜面を登っていてスリップしながら登っていたが斜面を巻く様に登山道も整備されているので登り易くなった。マツカゼソウの小さな花が斜面に多く見られる。
14時57分青空の見える高取山山頂に到着。時間が遅いのか誰も居ない静かな山頂で暫く休憩し展望塔に登ってみる。展望塔からの眺めは大山が薄ぼんやり確認できる程度で視界は余り良くないが眼下の宮が瀬湖や隣の仏果山が良く見える。此処でも大型の黒い蝶が飛び回っていたが花に止まらず、撮影したがピンボケで種類が特定できず。15:10分高取山を後に仏果山に向かう。仏果山までは痩せ尾根の緩やかな上り下りで途中、宮が瀬越で右手に降る登山道があるこの時期は花が少なく所々でガンクビソウを見かけるがその他の花は見られない。雨の後なので色々の種類のキノコが多く見られる。
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高取山山頂 |
高取山山頂 |
高取山山頂から眼下の宮が瀬湖 |
仏果山直下の急斜面を両手を使い登り詰めると秋葉山からの稜線の登山道と合流して仏果山山頂に到着15:56分仏果山山頂にも登山者は誰もいない静かな山頂で5分ほど休憩して直ぐに降る。暫くは急斜面の下りが続き慎重にゆっくり足元を注意しながら行く。登山道の両脇にはカシワバハグマが多く見られるがまだ蕾の状態で見頃は10月頃の様だ。急斜面を降ると明るい緩やかな尾根道となり高取山の山頂が間近かに見える。再び尾根筋の下りで左手側は樹林が伐採されていて明るく色々の草花も見られるが右手側は植林帯が暫く続く。
送電線の為植林帯が切れた所に鉄塔が有り鉄塔の手前で登山道は右手に回り込む形で下り再び植林帯に入って降って行く。16:57分林道(P6)に出る。此処から尾根筋を降る登山道があるのだが草木が生い茂るので距離は僅かに長いが明るい林道を往路のT字路(P1)まで戻る。T字路からは往路登ってきた林道を下る。道路の表面は幾らか乾いていて登りの時より楽に歩ける。林道の途中で作業用の車が一台降りて来たが、めずらしく登山者には一人も会わなかった。
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