感動の山 節刀ヶ岳 十二 
 新年の初登山は富士山の眺望がよい大石峠から節刀ヶ岳に登り金山から十二ヶ岳の難所を越えて、毛無山と周回コースを辿ってくる。写真は節刀ヶ岳から白根3山(南アルプス)の展望
2009年1月4日

ルート平面図

ルート断面図

 相模原6:30⇒相模湖IC7:20⇒河口湖IC8:00⇒大石峠登山口8:50→大石峠10:05〜10:25→金堀山10:50→節刀ヶ岳11:25〜11:45→金山12:00→十二ヶ岳12:42→毛無山14:00→淵坂峠14:45→大石峠登山口15:15⇒河口湖IC15:50⇒相模湖IC⇒相模原17:30


 新年の初登山として富士山の展望のよい節刀ヶ岳を目標に周回出来るコースを計画。体力に余裕がなければ途中から引き返す予定で大石峠登山口まで車で入る。登山口の案内標識に毛無山への登山道の記載が無く大石峠登山口の標識があるので取り合えず大石峠を目指して登り始める。小沢に沿って針葉樹林帯の中をジグザグに登って行くと次第に広葉樹林に代わって来て枝の合間から富士山も見えて来る。

 峠が近くなると急斜面となるが登山道はジグザグに緩やかに登っているので意外と楽に峠に登れる。大石峠は一面草原なので非常に展望がよく目前には河口湖を挟んで大きく富士山が眺められる。20分ほど展望を楽しみながら休憩後、節刀ヶ岳を目指す。
林道終点大石峠登山口 明るく広い大石峠 御坂黒岳と三つ峠山

 緩やかな登りの稜線を左手に富士山を眺めながらの歩行でて標高1608mの金堀山を通過して行くと節刀ヶ岳への分岐があり稜線から100mほど北側に僅かに登って行くと節刀ヶ岳1736mの山頂に出る。山頂はほぼ360度の展望だが北側の一角だけ樹木で遮られている。誰もいない山頂でしばし展望を楽しみながらの山座同定。

 山頂は八ヶ岳方面が木の陰で見えないが山頂から少し下った所から一望出来る。十分展望を楽しんだので稜線の分岐点まで戻り金山山頂から稜線と分かれて十二ヶ岳に向かう。緩やかな尾根を下って行くと表面に十二ヶ岳の岩壁が目前に見えて来ると岩のこぶを乗り越えてゆく登山道となりロープと鎖と梯子のある岩壁を慎重に下る。

 目前に迫る十二ヶ岳の岩壁を一人の登山者が降りて来て挨拶を交わしてすれ違いロープを頼りに岩壁を20mほど登り詰めると標識と小さな社のある十二ヶ岳の山頂に出る。此処も富士山の展望がよく疲れもあるのでしばし休憩する。
節刀ヶ岳からの富士山 節刀ヶ岳からの南アルプス 十二ヶ岳岩壁と富士山

 十二ヶ岳の岩壁をロープに捕まりながら50mほど降ると隣の岩壁に渡るアルミ製の吊橋があり慎重に渡る。此処まで来たら引き返すわけにはいかないので吊橋を渡った所で息を整えてから隣の岩山(十一ヶ岳)をロープに捕まりながら岩壁を登る。

 毛無山までの間に山の名前のように岩山が12あり、十ヶ岳、九ヶ岳、八ヶ岳.....一ヶ岳と険しさも緩やかになって来る十二ヶ岳の険を超えて毛無山山頂に辿り着いて気が抜ける様になり正面の富士山を眺めつつ軽い食事とする。
十二ヶ岳山頂からの富士山 十二ヶ岳キレットの吊橋 十一ヶ岳から十ヶ岳を見る

 毛無山からは淵坂峠まで尾根筋の降りで登山道は枯葉で不明瞭だが約50m間隔で境界線の目印らしい赤い杭が有りGPSを確認しながら尾根筋を外れず淵坂峠まで降り、尾根筋から左に折れて大石峠登山口の有る方向に向けて山腹をほぼ水平に30分ほど歩き奥川の上流を渡る付近で道が不明瞭となったがGPS colorado 300で位置の確認しつつ対岸の大石峠登山口の15:15分辿りつく。
毛無山山頂からの河口湖 毛無山山頂からの富士山 淵坂峠の朽ちた標識