感動の山 日影沢・小下沢
 今回は山頂を目指す登山ではなく沢筋に多く見られる春の花を見に行く。日影沢と小下沢を回ってくる。

写真は小下沢に咲いていたラショウモンカズラ。
2011年4月24日

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   日影沢→小仏城山→小仏峠→景信山→小下沢→日影沢


 何時もは山頂目指して行くが今回は花が多く見る事が出来る沢筋の登山道をメインに歩いてくる。昨日の風雨が去って行き青空が広がり小仏城山山頂からは富士山もこの次期としては珍しく良く見える。日影沢の入り口付近まで車で入ってニリンソウの白い花の群生する日影沢林道を登って行く。沢筋に咲いている花は、ニリンソウ、トウゴクサバノオ、ツルカノコソウ、マルバコンロンソウ、コチャルメソウ、ラショウモンカズラ、ネコノメソウ類、スミレ類、他、多くの花が見られる。

 ゲートの手前から林道を外れて小仏城山に直登する山道に入って樹林帯を抜けると日当たりの良い小仏城山山頂直下の斜面に出て多くのスミレが見られる。小仏城山山頂は多くの登山者が集まっていて山桜、紫木蓮、雪柳等満開でお花見気分になれる。雪化粧した富士山も良く見えて絶好の登山日和となる。何時もは尾根筋の道を引き返しているが今回は帰りに小下沢を下るので景信山まで足を伸ばす。

 小仏城山での休憩は省略して早々に景信山を目指して小仏峠に降る。今日は日曜日で好天気の為多くの登山者が登ってくる小仏峠からは小仏城山に行く人と景信山に行く人の分岐点で東京方面の展望も有り休憩ポイントになっている。再び登りとなりスローペースで登って行く景信山に近くなると樹林の伐採で登山道も明るくなり展望も楽しめる。また陽射しが樹林の床に届く為多くの植物も見られる様になり登山の楽しみが増える。

 景信山を左から巻き道を回って裏から山頂に登る。景信山も人気のある山で非常に多くの登山者で賑わっている。此処でも早々に山頂を後にして小下沢方面に下って行く。小下沢分岐点までは多くの登山者とすれ違ったが小下沢から登ってくる人は少なく静かな山歩きが出来るしこの次期は多くの花も見られる。ニリンソウ、ニシキゴロモ、ラショウモンカズラ、ジロボウエンゴサク、ヤマルソウ、ネコノメソウ類、スミレ類、他。

 小下沢林道ですれ違った方に日影沢の森の図書館(キャンプ場)で写真展を開催している事を聞く。折角の案内なので日影沢(駐車場)に戻り森の図書館(キャンプ場)まで行き外から写真を眺めてくる。主催者は山岳フォトグラファー山口芳男氏の写真展と解る、北アルプスや八ヶ岳などの山岳写真の出版もされている。最近は高尾山を活動の場としているとの事。
ニリンソウの群生 ミヤマキケマン ヨゴレネコノメソウ

コチャルメソウ ツルカノコソウ ヤマブキ

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ミミガタテナンショウ ヒトリシズカ ナツトウダイ

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ウグイスカズラ ミツバツチグリ ヤマザクラ

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ジュウニヒトエ センボンヤリ オウギカズラ

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シロバナオウギカズラ ハナネコノメソウ ヤマエンゴサク

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ヤマルリソウ ジロボウエンゴサク ラショウモンカズラ

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セリバヒエンソウ エンレイソウ マルバコンロンソウ

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セントウソウ トウゴクサバノオ ハコベ


 スミレ類