感動の山 御在所岳
 雲の流れの合い間に姿を現した御在所岳山頂。あばれ岩、地蔵岩、キレットなど変化に富んだ花崗岩の登山道には登山意欲をそそられる。
2011年6月19日

ルート平面図 拡大

ルート断面図 拡大

   ロープウェイ山麓駅駐車場6:40→中登山口7:30→あばれ岩→地蔵岩→キレット→ロープウェイ山頂駅分岐10:20→御在所岳10:50→裏登山口12:00→内藤小屋13:00→裏登山口→ロープウェイ山麓駅駐車場14:20


 友人のHAさんに誘われて一度は登って見たいと思っていた御在所岳登山が実現する。天気はこの時期では晴れは期待は出来ないが幸い雨にはならず一瞬だが山頂も見えて満足できた登山となる。ロープウェイが運休していたので山麓駅の駐車場に車を停めて中登山口まで湯ノ山温泉街を40分ほど歩く。
中登山口 あばれ岩 地蔵岩

 登山口から山頂迄花崗岩の登山道が続き、所々で奇岩等が見られキレットも有り岩登りの醍醐味も味わえる。雨上がりでも床は花崗岩で透明の水が流れている。山頂近くになるとベニドウダン、サラサドウダンの群生が続き、苦しさは吹き飛んでしまう。
キレット キレットを降る はしごを登る

 ロープウェイの山頂駅分岐店まで登ると舗装された林道となり一瞬戸惑うが幸いロープウェイが運休で観光客はいない。ベニドウダンとサラサドウダンのトンネルを通り、御在所岳山頂に向う。山頂付近まで車が登って来ていて大きなレストランも有り冬はリフトが有りスキーも楽しめる所のようだ。
?岩 ロープウェイ山頂駅分岐 ロープウェイ山頂駅分岐

 レストランを通過して舗装された道を御在所岳山頂に向う途中に御在所岳を讃えた冠峰歌の碑がある。右手の階段を僅かに登り標高1212mの御在所岳山頂に到着。山頂からは生憎の空模様で周りの展望は見られないが山頂まで登れた達成感を味わえる。
山頂レストラン アゼリア 伊藤冠峰の歌碑 御在所岳山頂1212m

 山頂でゆっくり昼食と休憩中、数人の登山者が登ってくる、裏コースから登ってきた登山者に登山道の状況を聞き問題なく通れることを確認出来たので下山コースは国見峠から沢沿いに下る裏登山道を選ぶ。山頂で十分休憩が出来たのでゲレンデをレストランまで降る途中で雲が切れて正面のドームやロープウェイ山頂駅見える。
御在所岳山頂 御在所岳山頂 ロープウェイ山頂駅 御在所岳から

 レストランまで降り再び舗装道路を裏登山口まで戻る途中ロープウェイ山頂駅に寄って見たがロープの交換作業中で入り口のシャッターが閉まっている。直ぐに引き返して裏登山口から国見岳(国見峠)方面に降って行く。
山頂レストラン アザレア 御在所岳の全容 御在所岳 裏登山口

 V字型に削られた花崗岩の登山道を気持ちよく下って行くと大きく開けた国見峠に出る。此処から右手にほぼ一直線に下って行く。豪雨の後の影響か至る所に沢水が流れていて夏の登山なら気持ちの良いコースになりそうだ。
奇岩(花崗岩) 花崗岩の廊下 国見峠

 内藤岩出会いの標識の所まで降って来ると沢幅も広くなり水量が豊富な流れとなり滝になっている所では轟音が響いてくる。兎の耳と言う岩を降り沢を右岸に渡り10人ほどの登山者が休憩している内藤小屋まで下る。
内藤岩分岐点 兎の耳の岩場を降る 内藤小屋

 内藤小屋からは林の中を沢に沿って緩やかに降り、工事中の砂防ダムの所で大きく巻き道をで通過して林道に出る。林道を横切って登山道をロープウェイ山麓駅駐車場まで戻る。湯ノ山温泉に浸かり登山の労を癒してから帰路を辿る。
大砂防ダムを巻いて 林道に出る ロープウェイ山麓駅


 御在所岳登山で見られた多くの花。
モウセンゴケ

イワカガミ タテウヤマリンドウ

ベニバナドウダンツツジ サラサドウダンツツジ カマツカ

ミミナグサ タニウツギ

タツナミソウ キランソウ

コアジサイ シライトソウ カラスビシャク