感動の山 熊倉山
 未踏の熊倉山南西尾根を登り、尾根筋を三国山、茅丸を越して連行山から未踏の六万尾根を降り柏木野から本宿役所前バス停まで歩く。今日も富士山が素晴らしく良く見えた。
2013年11月24日

ルート平面図 拡大

ルート断面図 拡大

  井戸バス停8:50→南西尾根登山口9:09→熊倉山10:35→軍刀利山11:00→三国山11:30→茅丸11:55→連行山12:15〜12:30→馬場ノ頭12:50→六万の頭13:20→柏木野バス停14:05→本宿役所前バス停15:05

 初めて上野原駅からバスで井戸(終点)まで行き未踏のコース、熊倉山南西尾根を登る。井戸バス停では10名ほど登山者が降りたが皆な軍刀利神社からの登山口に向かったようだ。大鳥居を潜らず手前を左に行き民家の点在する坂道を登って行くと小さなお堂を過ぎた所に熊倉山登山口の標識がある。
上野原駅 バスを待つ登山者 井戸バス停 直ぐに富士山の出迎え

 此処からが熊倉山南西尾根の登山道となり始めは倒木など乗り越えたりして少々道は荒れている所があり踏み跡は薄いが道筋ははっきりとしているので尾根筋を外さなければ自然に熊倉山山頂に辿り着く。登り始めは植林帯の中で展望もなく薄暗いが足下にはカンアオイの緑の葉が目に付く。
鳥居の手前を左に行く お経が聞こえる御堂を過ぎて 熊倉山の標識があり

 傾斜が緩やかになり頭上が明るくなると自然林に変わって黄葉が見られる。右前方には三国山方面の山並みが黄葉の合間から見えてくる。再び植林帯になるが右手(南側)は自然林が続き陽光に黄葉が輝いているので明るく気持ちよく登れる。
道筋がはっきりしている植林帯 自然林になると赤くくなる 明るい樹林帯になり山頂が近くに

 熊倉山直下まで来ると左手方向に巻く道があるが急斜面を真っ直ぐ登って行くと笹尾根縦走路に出る右方向に僅かに行くと標高966mの熊倉山山頂に辿り着く。山頂にも人影が無く富士山の展望もありベンチに腰かけて休憩する。熊倉山まで危険な所は全くなく一般登山道として十分利用可能である。
熊倉山山頂966m 富士山の眺めすばらしい 隣の軍刀利山も絶景

 時間と体力によっては浅間峠から上川乗に降る事も考えていたが、茅丸から矢沢に降るコースあるいは連行山から六万尾根を降るか、とりあえず茅丸を目指す。隣の軍刀利山からも北側(矢沢方面)に降る尾根に一筋の踏み跡が濃く次回の計画にと考えながら元軍刀利神社の山頂に来ると西(富士山側)が大きく開けていてベンチがあり展望を楽しみながらコーヒーを飲み10分ほど休憩する。 
更に三国山山頂も富士山が素晴らしい 茅丸山頂を越えて 連行山で昼食にする

 三国山(三叉路)から生藤山を巻いて茅丸に登る。山頂で昼食予定でいたが先客があり矢沢に降る尾根筋の踏跡を確認して、今回は連行山から六万尾根を降る事にして茅丸を降り連行山を目指す。連行山(三叉路)まで来ると団体さんが居てベンチは満席で少し先の所で昼食をしているとさらに団体さんが和田方面から来て賑やかになる。
今日の昼食 いよいよ六万尾根を降る 見上げれば見事な黄葉カラマツ

 連行山からは未踏の六万尾根を降る。植林帯を降って僅かに登り返すと馬場ノ頭と思われる尾根筋を通過して緩やかに下って行く。植林帯の中で展望は無いが足下は背の低い笹原の緑が気持ちよい。六万ノ頭は巻路となり付近一帯右手側は自然林で明るくなり黄葉も素晴らしい。木立の合間から先週登った大岳山を見ながら降って行き秋川を渡り柏木野バス停に到着。バスの便が無いので本宿役所前まで秋川の流れに沿って景色を楽しみながら一時間ほど歩く。
巨木があり 秋川を渡り柏木野バス停に 途中で見られた鮮やかな紅葉
 歩行距離 15.6Km 累積標高差 +1182m -1359m  歩数26000歩