感動の山 三条の湯 丹波天平
 12年振りの三条の湯へ。今回は長い林道歩きと山頂へは行かず山腹の登山道と尾根筋の天平(デンデイロ)を歩いて来る。

         写真は標高1100mの三条の湯全景
2016年5月21日〜22日




ルート平面図 拡大

省略

ルート断面図 拡大

 奥多摩駅⇒お祭→後山林道→三条の湯(泊)→サオラ峠→丹波天平→親川→鴨沢⇒奥多摩駅

 山ハム友からテント泊で三条の湯へ行く連絡が有り、未踏の丹波天平も一度歩いてみたいと思っていた所なので同行させてもらう。待ち合わせの奥多摩駅に行くと各方面に行くバスに乗りきれず登山者の長蛇の列で少々心配したが同行者のSさんが来た時にはタイミング良く増発車に立ち席だが乗れて予定の時間より早くお祭バス停に着く。
バスを待つ登山者 後山林道に入る 林道途中のゲート

 お祭バス停で降りた30名ほどの登山者の大半は三条の湯を目指して行き、後山林道に入った所で既に先行する登山者の姿が見えなくなってしまう、今日は三条の湯泊りなので急ぐ事の無く長い林道歩きの途中で休憩、昼食休憩しながらゆっくり登って行く。道路の修復工事も終わって居る様なので通行止め解除を期待する。
林道の回復工事も出来ている 林道終点 (青岩谷) キャンプ場が見えてくる

 直射日光の当たる林道歩きでも沢筋の影響か爽やかな風と緑のシャワーで予想外に快適に歩ける。林道終点の青岩谷から山道に入って約30分テント場を過ぎて懐かしさを感じる三条の湯に到着。早速同行のSさんはテントの準備で私は素泊まりの受付御済ませる。事前の電話連絡が取れず野宿を覚悟で来たがホッとする。テント場に行きSさんとビールを飲みながら夕食にする。(温泉にも入れる)
三条の湯に到着 テント場で夕食 雲取山に向かう登山者 翌朝

 翌朝22日 朝食を済ませて雲取山に向かう登山者を見送りテントを撤収して来たSさんとサオラ峠方面を目指す。全員が雲取山に向かった様で反対方向は我々2人で寂しい気もするが静かな山歩きを堪能できる。山腹を巻き、沢を丸太の橋で渡りを繰り返して次第に高度があがって行く。
サオラ峠を目指す 気持ちが良い巻道を行く 所々で木製の桟橋を渡る

 山腹の傾斜も緩くなり正面が明るくなり飛龍からの尾根道(ミカサ尾根)サオラ(竿裏)峠に出てる。此処からが霞んでいるが富士山の展望もあり。休憩していると三条の湯から3名が追い付いて来て来て同じコースを降る様だ。
木の合間から三山方面の眺め サオラ峠 直前 登山道の交差する サオラ峠

 此処からしばらく長閑な尾根道天平(デンデイロ)歩きが始まる。スミレ類などの花の時期は過ぎてしまって残念だが、木漏れ日、緑のシャワー、ハルゼミの響き等大いに心身のリフレッシュが出来る。降る途中で緑の中に紫の広がる藤の花が満開の場所が有り少し寄り道する。気持ちの良い尾根筋も終わり、急斜面の下りとなり廃屋跡を通過して展望の良い廃屋の所で軽く昼食にする。
広々とした天平尾根を降る 藤の花が満開で寄り道 隣の登り尾根 (廃屋から)

 再び植林帯の中の急斜面を下り車の騒音が間近に聞こえてきて親川バス停近くに出る。時間調整しながら歩いて来たが早く降ってしまったのでバスの便が無く鴨沢まで歩く事にする。鴨沢バス停では昨日三条の湯で同室だった方も雲取山から降って来ていてバスも増発便が2台で帰りは座われる。
親川に下山する 往路の後山林道入り口 鴨沢バス停


 今回見られた花等。
ヒレアザミ サワグルミ 栃の木の花
岩松 カタバテンナンショウ クワガタソウ
タチツボスミレ ミヤマキケマン フイリヒナスミレ ?

マルバアオダモ ヤマツツジ ササバギンラン
フジ 紫 フジ 白 バイカウツギ