感動の山 父不見山
 昨日登った西御荷鉾山の南にある父不見山に登る。此処は秩父の最奥の山で登山の少ない静かな山歩きが出来る。

                  写真は父不見山山頂
2016年11月29日

ルート平面図 拡大

省略

ルート断面図 拡大

 登山口→父不見山→長久保ノ頭(大塚)→摩利支天→林道→登山口

 詩人・随筆家の尾崎喜八の『神流川紀行』にある「父不見御荷鉾も見えず神奈川星ばかりなる万場の泊り」という一首で有名となった山で西御荷鉾山に碑が建っている。今回は昨日西御荷鉾山に登り本日は父不見山登山で昨夜は万場にテント泊し狭い空に数えきれないほど多くの輝く星も見られる。
父不見山 父不見山 杉の峠

 YAさんの計画では万場の近くから歩く計画でいたが体力のない私の提案で今回も最短距離の登山口まで車を走らせる。土坂トンネルを抜けて直ぐに右手の林道をに入って5km程の所に秩父(吉田)方面からの林道と合流した先に登山口が有る。
植林と自然林の境を登って行く 枯れ枝の隙間から山並みが 父不見山山頂

 登り始めて15分ほどで杉の峠に出て左手の尾根筋を登って行く。此処も植林帯と自然林の境の登山道の登りで展望は無いが所々で樹林の合間から一部の山脈が見られる。一時間ほどで目的の父不見山山頂に出る。途中で追い越されてた地元(安中)の方としばし山頂での話しで「この山で人に逢うのは稀」と言っていた。
長久保の頭(大塚) 摩利支天に向かう尾根筋 赤テープとGPSの確認をしながら

 父不見山往復の方と分かれて我々は隣の長久保の頭を目指す。50m程降って80m程登り長久保の頭
に出る。日当たりの良い所で休憩していると同年代のご夫婦が登って来る。先ほどの方と同様に此処で人に逢うとは予想外と、何処から来られてのか聞くと横浜からで以前は私の近くに住まわれていたとの事。
両神山の展望 南側の展望 明るい自然林の広場に出る

 長久保の頭から丸山を越えて坂丸峠から林道を戻るコースが一般的だが距離が長いので長久保の頭から摩利支天の標識が有る南に延びる尾根筋を降る事にする(ヴァリエーションコース)赤色のテープとGPSを確認しながら方向に注意して降る。作業道と登山道が交差する所が多いが尾根筋を外れずに行けば林道に降れる。丸坂峠からの距離の3分の1程の林道歩きで登山口の戻れる。 
作業道と交差しながら降り 林道に出る 半分伐採された山


  今回見られた花等
アワコガネギク ヤマブキ カモシカの子供